「のだめ」二ノ宮知子×桐山漣主演「群青色の、とおり道」 描かれなかった前日譚を漫画化
2015年3月31日 14:30

[映画.com ニュース] 映画化もされた人気コミック「のだめカンタービレ」などで知られる漫画家の二ノ宮知子が、桐山漣主演の映画「群青色の、とおり道」で描かれなかった前日譚を漫画化する。
映画は、ミュージシャンを目指して上京した主人公・真山佳幸が10年ぶりに帰郷し、自分を支えてくれていた人々や自分自身と真剣に向きあい、未完成だった曲を紡いでいく姿を描いた青春音楽映画。「陽はまた昇る」「半落ち」の佐々部清監督がメガホンをとった。
二ノ宮は、主人公を演じる桐山のファンを公言しており、「試写を見た後、原作者でもあるプロデューサーの橋本さんに、この映画を多くの人に見てもらうために何か自分でもお役に立てることがあったら言って欲しい」と申し出たという。当初は映画自体を漫画化してほしいというオファーだったが、「佐々部清監督の完成された作品に手をつけるなんて恐れ多すぎて、すぐにそれだけは無理だとお断りした」と明かした。
しかし、二ノ宮の強い思い入れから「主人公の東京での10年間がずっと気になっていて、そのことをプロデューサーに伝えると、実はボツになった東京編の脚本があると言う。それなら私は描けるし、描きたいと申し出た」と再度アプローチし、今回の企画に至ったと経緯を語った。
さらに「映画の世界観を自分の漫画に落とし込むこと、好きな役者さんを絵にできることを、うちのスタッフ共々、大いに楽しんで描いてしまいました。何の役に立つかは不明ですが、この映画のファンとして、これから映画を見る人、見た後の人にも、主人公・真山くんの東京編『Episode0』を楽しんで頂けたら幸いです」とコメントを寄せている。
また、プロデューサーで脚本にも携わった橋本剛実は「一度はお蔵入りとなったエピソードが形になる、しかも二ノ宮知子先生の手で世に出るという事は、私はもちろん、映画にとってもぜい沢で、幸せな出来事。最初にあがってきた『群青色の、とおり道 Episode0』のネームを拝見したときの感動、完成形を手にした時の気持ちは、一生忘れられません。その感動を、映画をこれから見る人、映画を見終わった人にも味わって頂きたい」と喜びを語っている。
「群青色の、とおり道 Episode0」は、劇場で販売されるパンフレット(税込770円)の特別付録として別冊収録される。映画は群馬県で3月28日から先行公開され、6月下旬から全国公開。
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