ブラッドリー・クーパー、リメイク版「スタア誕生」で監督デビューか
2015年3月26日 12:10
[映画.com ニュース] 人気俳優のブラッドリー・クーパー(「アメリカン・スナイパー」)が、リメイク版「スタア誕生」で監督デビューを果たす可能性が浮上した。現在米ワーナー・ブラザースと交渉を進めていると、米Deadlineが報じている。
3度目のリメイクとなる本作でクーパーが主演も兼ねるのかは不明だが、「ハングオーバー!」3部作のトッド・フィリップス監督と共同で設立した製作会社を通してプロデュースも手がける予定だ。クーパーがメガホンをとることになった場合、ブロードウェイで好評を得た主演舞台「エレファント・マン」のロンドン公演が終了する8月上旬以降に製作開始となるようだ。
同スタジオは2011年まで、クリント・イーストウッド監督×ビヨンセ主演で準備を進めていたが、ビヨンセが妊娠・出産を機にプロジェクトから降板。当時、男性主人公にはウィル・スミスやトム・クルーズ、レオナルド・ディカプリオ、クリスチャン・ベールらの名が挙がっており、クーパーも役どころは不明だが出演を検討していた。今回クーパーが監督に決定すれば、再びビヨンセにアプローチするのではないかとみられている。
「スタア誕生」は、大スターの男と若い女性歌手が出会って結婚するが、女が成功する一方で男は落ちぶれていくという、ショウビズ界を舞台にした悲恋映画の名作。37年にジャネット・ゲイナー&フレデリック・マーチによるオリジナル版が製作され、54年にジュディ・ガーランド&ジェームズ・メイソン、76年にバーブラ・ストライサンド&クリス・クリストファーソンを主演に迎えてリメイクされている(後者の邦題は「スター誕生」)。
クーパーは今年初め、新作「ハネムーン・ウィズ・ハリー(原題)」の主演オファーを受けたときにも監督業に興味を示していたが、同作の進捗や動向は明らかになっていない。