テリー伊藤が東出昌大らを追い詰める!6年ぶり劇映画出演で冷徹な暴力団会長に
2015年3月19日 11:00

[映画.com ニュース] 演出家、タレントなど幅広く活躍するテリー伊藤が、鬼才・石井隆監督の最新作「GONIN サーガ」に出演していることがわかった。1995年に公開された前作「GONIN」で室田日出男が演じていた暴力団・五誠会初代会長の息子で、2代目会長の式根隆誠に扮している。
バブル崩壊で多額の借金を背負った男たちが暴力団事務所強盗計画を企て、実行したことから巻き起こる戦いを描いたバイオレンスアクション「GONIN」。20年ぶりの続編となる今作は、前作で死闘を繰り広げた男たちの息子らに焦点を当てた物語が描かれる。
テリー扮する隆誠は、前作で圧倒的な存在感を放っていた五誠会会長・式根の息子。2代目として五誠会を束ね、安藤政信が扮する3代目の誠司からも恐れられる存在だ。静かな狂気をたたえた冷徹な男で、東出昌大演じる主人公・久松勇人らの命を狙う。
テリーがドキュメンタリーを除く劇映画に出演するのは、09年製作の「真幸くあらば」(公開は10年)以来6年ぶり。久々となった映画の現場について、「石井監督は(1カットが)長回しなので、自分の前の各役者さんのセリフや演技がしっかりしていて、ここで自分がミスをするわけにはいかないと、気合が入りました」と述懐。連日テレビで活躍しているが「やっぱり映画の現場っていうのはいい。監督もすごく気合が入っているし、役者さんもスタッフも、皆が本当にいいものを作ろうとしているのが伝わってきて……こういう仕事をさせてもらって本当に嬉しいです。テレビとは違う現場の雰囲気を生で感じることができたので、緊張しましたが、やりがいのある場でした」と刺激を受けた様子だ。
二宮直彦プロデューサーは、テリーが出演した映画「あおげは尊し」(06/市川準監督)での静ひつな存在感や奥深いたたずまいに「何か底知れぬものを感じた」と言い、今回の役をオファー。テリー自身も前作を見ていたことから出演を快諾した。二宮プロデューサーは、「普段のテレビでは見ることのできない、静かに若者たちの衝動に対峙するテリーさんの侠気をご堪能ください」と話している。「GONIN サーガ」は今秋公開。
フォトギャラリー
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

キャンドルスティック
【予告編だけでこんなに観たくなること…ある!?】阿部寛、10秒でAIを騙す――狂おしいほど面白そう
提供:ティ・ジョイ

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

たった“1秒”で爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

すさまじい“魂震作”だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント