「映画ドラえもん」主題歌のmiwaが明かす、恩師から授けられた“どこでもドア”の存在
2015年3月7日 06:00
[映画.com ニュース] 3月3日でデビュー5周年を迎えたシンガーソングライターのmiwaが、活動の幅を大きく広げている。1月には映画「マエストロ!」で女優デビューを果たし、「映画ドラえもん のび太の宇宙英雄記(スペースヒーローズ)」では、主題歌「360°」を書き下ろしている。楽曲に込めた思い、今後の展望について、miwaが語った。
「母の代からドラえもんはドラえもんだし、自分に子どもが生まれても、ドラえもんはずっとドラえもん」。1990年生まれのmiwaにとって、「ドラえもん」は気づいたら“そこに居た”存在。「だからこそ、その歴史の一員になれたことが光栄です」と今回の仕事の喜びを語る。
「子どもたちがエアギターで踊れるようなサビ」が制作側の主題歌への要望。完成披露試写会でmiwaがドラえもんらと一緒にステージで同曲を歌うと、客席で体を揺らしながら歌う子どもたちの姿が見られた。「ドアを開けて」「どこでも行ける」といった歌詞からも分かるが、イメージしたのは“どこでもドア”。「扉を開けばいつでも新しい世界に行ける。360°見渡す限り可能性が広がっている。その“無敵感”、夢のある感じを込めたかった」と語る。
何よりも、この曲は自らへの応援ソングと言えるかもしれない。5年前のデビュー時、大学在学中だったmiwaだが、卒業が近づき友人たちが就職活動をするのを見て不安を抱えながらも、初の武道館ライブ決定を機に「ひとつの区切りとして、音楽1本で生きていく覚悟を決めた」という。背中を押したのは、高校時代の恩師の言葉。「大学受験を控え、その先生が『あなたたちには可能性の扉がいっぱいある。いまならどの扉も開けられるはず。でも大人になると鍵がかかって開かなくなることもある。だから、いまやりたいことがあるなら扉を開きなさい。こじ開けてでもやりたいことやりなさい』と言ってくださったんです。当時、音楽も受験もどちらもやりたくて悩んでいたけど、両方やろうって思えたんです」と心に授かった“どこでもドア”の存在を明かす。
子どもの頃から見ていた「ドラえもん」だが、昨年「STAND BY ME ドラえもん」を見た時、これまで以上に強く、のび太と自らを重ねて感動に襲われたという。そして今作ではさらに、ひみつ道具のひとつで、のび太たちが着用する“ヒーロースーツ”の存在に心が震えた。「これを着ると単に無敵になるのではなく、自分の特技が最強になる。ここがポイントです! 自分はここが優れているんだと気づけるってすごいと思います。のび太くんは、それがなかなか見つけられずに力を発揮できないけど、そこもやっぱりのび太くんらしい(笑)。大人になっても、自分の良さに気付けずに、人から見ると分かることってありますよね。すごく深いなって思います」。
この5年は「長かった」というのが実感。「いまの自分の姿は、デビューした頃には想像もつかなかったようにも思うんですけど、でももしかしたら、心のどこかで思い描いてたのかな? という気もするんです。そういう感覚は少し不思議ですね(笑)。小さい頃に思い描いた夢をかなえられた自分もいるし、この5年で『やりたい』と思ったけどまだ実現できてないこともある」。
いま、かなえたい夢は――。最後の問いにしばし考え、力強い笑顔を浮かべてこう語る。「海外でライブとかどうでしょう。アジア公演とかやってみたいですね!」。
「映画ドラえもん のび太の宇宙英雄記(スペースヒーローズ)」は、3月7日から全国で公開。
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