及川光博、仮面ライダー3号スーツ姿を披露「暑いです！」

原作者・石ノ森章太郎が構想しながらも映像化されないままになっていた仮面ライダー3号が登場する本作では、1号と2号が突如現れた3号に敗れ、ショッカーに世界が支配されるという衝撃の物語が展開する。

この日は、放送中の「仮面ライダードライブ」に出演する竹内涼真、稲葉友、内田理央に、今回の劇場版に出演する歴代ライダーである中村優一（仮面ライダーゼロノス）半田健人（仮面ライダーファイズ）、 天野浩成（仮面ライダーギャレン）、ショッカーの大幹部・ブラック将軍役の高田延彦、そして伝説の仮面ライダーBLACKを演じた倉田てつをら錚々（そうそう）たる面々が顔を揃え、集まったファンからそれぞれのライダーに向け歓声が飛ぶ。その中でもただ一人、ライダースーツに身を包み、3号のマスクを手に抱えた及川が登場すると、会場のボルテージは最高潮に達した。

颯爽（さっそう）と姿を現した及川は「仮面ライダー3号、黒井響一郎です」と挨拶し「スーツを着てたらミッチーじゃいられない（笑）！」と緊張を口にする。そして、「このマスクオフ（＝ライダースーツを着てマスクを外している状態）というのは、昭和の男子諸君のあこがれ。まさか、こういうスタイルでお芝居をさせていただけるとは想像していなかったので、背筋が伸びる思い」と語った。

及川は壇上で、伝説の仮面ライダーBLACK＝南光太郎の倉田とガッチリと握手を交わしたが、物語の上では、3号は1号、2号の系譜を受け継ぐショッカーによる改造人間であり、あくまでショッカー側の戦士。写真撮影でもショッカー軍団に囲まれて、3号がセンターでポーズをとるという異様な光景が見られた。

及川は「3号はショッカーの怪人であり、最強の戦士。衝撃の展開でラストは泣けます！」とファンの期待をあおる。「40代半ばでライダー。夢ってかなうんだな……夢ってかなうんだな……と2回言いたくなるくらいうれしい！」と改めて喜びをかみしめながら、「ミッチー的にはお母さんたちにアピールしたいし、お父さんたちの世代も胸を熱くしようよ！　略してムネアツだよ」とノリノリで、子どもたちだけでなく大人に対しても作品をアピールし、最後までファンから熱い声援を浴びていた。

「スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号」は3月21日（土）より公開。