「007」最新作ではボンドの少年時代が明らかに?メンデス監督ビデオブログで語る
2015年3月1日 11:15
[映画.com ニュース] シリーズ最新作「007 スペクター」のメガホンをとるサム・メンデス監督が本作について語った、最新ビデオブログが公開された。ロケ地の伊ローマから届いた映像では、新ボンドカー「アストンマーティンDB10」がローマの街を走る場面の撮影風景に加え、メンデス監督自身の口からストーリーの一端が明かされた。
シリーズ生誕50年目に公開され記念碑的作品となった前作「007 スカイフォール」から続投するメンデス監督は、「(最新作では)冒頭からボンドはある人物を追跡していますが、観客はその理由も内容もわからない。けれど、そこで起きていることはボンドの幼少期に関わる重要な秘密へとつながっていきます」とヒントを提示。さらに「その壮大なテーマを知ったとき『撮らなくては』と思ったのです」と、続投を決意した理由を語った。ダニエル・クレイグ演じるジェームズ・ボンドは、前作で自らの出生の地に戻ったが、今回は少年時代の秘密と向き合うことになるようだ。
前作でボンドを取り巻くMI6のメンバーが一新されており、最新作ではボンドが新チームの中でもっとも経験豊富で、知性に長けた人物となる。そのため、今まで以上にMI6内での立場が重要になっており、全編を通してボンドが主導権を握る展開になっているという。
また、新しい顔ぶれとなった、M(レイフ・ファインズ)やマネーペニー(ナオミ・ハリス)、Q(ベン・ウィショー)は、「キャリアだけでなく生活をも危険にさらし、ボンドを助けようとします」と、メンデス監督はコメント。その一方で、クリストフ・ワルツ扮する悪役については謎に包まれたままで、続報に期待が高まる。
昨年12月8日にクランクインした本作は、英ロンドン、オーストリア・ゼルデンの雪山、伊ローマで撮影を行ってきたが、今後もメキシコのメキシコシティ、モロッコ・タンジールなどをめぐりロケを敢行する。11月に全国公開。