東映の第3四半期決算、興行事業は前年比増も映像事業はマイナス
2015年2月21日 06:00
[映画.com ニュース] 配給大手の東映が、2015年3月期第3四半期決算短信を発表。売上高は前年同期比6.5%減の835億8400万円となったが、四半期純利益は前年同期比13.1%増の65億2200万円となった。
映画製作配給業では、提携製作作品など30本を配給し、「相棒 劇場版III 巨大密室!特命係 絶海の孤島へ」「ふしぎな岬の物語」などがヒット。ビデオ事業では主力の劇場用映画とテレビ映画のDVDを販売。テレビ事業では、「相棒 season13」「科捜研の女」などを制作。キャラクターの商品化権営業や、劇場用映画などのテレビ放映権とビデオ化権などの販売、アニメ関連では「ワンピース」や「ドラゴンボール」シリーズの海外版権事業が堅調に推移した。
映画製作配給業・ビデオ事業・テレビ事業の3部門の連携を強化したが、映像関連事業部門の売上高は前年同期比8.9%減の526億5500万円、営業利益は56億6700万円(前年同期比16.2%減)となった。映画興行業では、ティ・ジョイ運営のシネコンが堅調に稼動し、194スクリーン体制で展開。興行関連事業と催事関連事業の積極展開などによって収益の拡大を図った結果、興行関連事業部門の売上高は前年同期比0.2%増の133億7300万円、営業利益は13億7100万円(同14.0%増)となった。
松竹と東宝の2015年2月期第3四半期決算短信は1月に発表され、ともに映画・映像関連事業の売上増が全体の好推移に寄与した。14年の年間興行収入は松竹が138億7639万5200円で前年比141.6%、東宝が729億6540万6502円で同108.4%、そして東映が116億1122万4340円で同69.0%となり、松竹、東宝に比べると東映は数字を落とした。3社合計では984億5302万6042円で前年比104.7%の成績。
東映は2月2日に15年の配給ラインナップを発表しており、「さらば あぶない刑事 long good bye」をはじめ、「ドラゴンボールZ 復活の『F』」「王妃の館」「おかあさんの木」「海難1890」などを主力とした作品群で巻き返しを図る。
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