村上虹郎、父・村上淳は「尊敬するが目標ではない」
2015年2月15日 18:10
[映画.com ニュース]WOWOWの連続ドラマW「天使のナイフ」で主人公の妻を殺害する少年たちを演じた村上虹郎、北村匠海、清水尋也が2月15日、東京・赤坂の豊川稲荷神社で行われたヒット祈願イベントに出席した。
薬丸岳氏の同名小説をドラマ化。小出恵介演じる主人公・桧山は13歳の少年たちに妻を殺される。少年法によって犯人の人権が守られる一方で、被害者一家はすべてをさらけ出される。やがて、桧山は社会復帰した少年たちの現状を調べ始める。
劇中では残虐な面をのぞかせる3人だが、普段は「真面目です(笑)!」と口をそろえてアピール。北村は「音楽イベントは暴れ回ってますが普段は勉強もちゃんとしてて真面目です(笑)。したことのない非行少年を演じるのは逆にやりやすさもあった」と振り返る。清水は映画「渇き。」ではいじめられっ子、「ソロモンの偽証」では問題児と正反対の役柄を演じ、本作でもリーダー格の少年を演じたが、3人の中で最年少の15歳。「学生だからこそ抱く感情もありリアルに表現できた」と手応えを口にした。
ドラマ初出演となる村上は、父で俳優の村上淳が同じくWOWOWの『東野圭吾「変身」』に出演したことに触れ「いつかWOWOWでやりたいと思ってたらこのタイミングでできました。引き寄せ合うものなんだなと感じて自信にもつながりました」と語る。仕事に関して父に「相談することはある」そうで、「家にいると、映画や写真の話しかしないです。デビュー前は全くそういう話をしなかったんですが」と明かした。
目標の俳優を尋ねると、清水は「染谷将太さん」と語り、年明けの本作の撮影現場で染谷の結婚を話題にしていたという。北村は、本作で共演し「小出恵介さんが目標になりました」と明かす。村上は好きな俳優として故リバー・フェニックスを挙げ、父・村上淳については「尊敬はしてるけど目標ではない」と自分なりの哲学を口にした。
連続ドラマW「天使のナイフ」は2月22日午後10時から放送開始(全5話/第1話無料放送)。