ジブリ鈴木氏、岩井俊二監督初アニメ「花とアリス殺人事件」に太鼓判「傑作」
2015年2月8日 21:35

[映画.com ニュース] 岩井俊二監督の最新作で、初の長編アニメとなる「花とアリス殺人事件」の公開を記念し、2月8日、原点となる2004年の「花とアリス」が特別上映され、岩井監督とスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーがトークショーを行った。
「花とアリス殺人事件」は今月20日公開だが、岩井監督は「まだやっていて、事務所は騒然としている。スタッフは仕上げに奔走していて、劇場で20日公開の文字を見て冷や汗が出た」と自ちょう気味に告白。鈴木氏は、「帰った方がいいんじゃない」と助言しつつ、「ある程度でき上がったものを見せてもらったが、傑作と声を大にして言いたい」と太鼓判を押した。
実は岩井監督は10年ほど前に同作の脚本を書いて、鈴木氏に相談しており「アニメを見るポイントをいろいろ教えていただいて、いろいろ勉強になった」という。当時は反対したという鈴木氏も、「実写を見ていてもコンテがあるのは明らかで、アニメをやりたい人なのかなと思っていた。自分が正しいと思ったことを、枠にはまらず自由かっ達にやった効果が本当に出ている。完全に岩井さんの映画になっている」と再び絶賛した。
1度実写で撮影した映像を絵コンテ化するという独特の製作手法を取っており、「実写に比べコマ単位だから恐ろしい。実写だと簡単にやれるのに、1コマだけ椅子がなかったりといろんなエラーが出る」と苦労を吐露。それでも、「やり始めからには仕上げるしかない。ひとつひとつが発見だけれど、20日にはお披露目できるので楽しみにしてください」と約束した。
「花とアリス殺人事件」は、「花とアリス」の有栖川徹子(アリス)と荒井花がいかにして出会ったかを描く前日譚(たん)。石ノ森学園中学に転校してきたアリスが、「ユダが4人のユダに殺された」という噂の真相を探るため、引きこもりだった花の家に潜入したところから物語が展開する。
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