オダギリジョー「Present For You」公開に感慨 映画出演に対する情熱も告白
2015年2月7日 21:55

[映画.com ニュース] オダギリジョーの主演作「Present For You」が2月7日、全国9スクリーンで封切られ、オダギリをはじめ出演の風吹ジュン、青木崇高、臺(だい)佳彦監督が東京・新宿バルト9での舞台挨拶に立った。
人気CGアニメ「The World of GOLDEN EGGS」のスタジオ「PLUS heads inc.」が、実写3D映像とパペットアニメを融合させ製作した意欲作。東京・新橋を舞台に、健康食品販売会社のアルバイト・梶原(オダギリ)が闇社会の騒動に巻き込まれていく姿を描く。
オダギリは、撮影で使用されたパペット片手に登場。「撮影が終わって、もうこの格好もしないだろうなと思っていましたが、今日は頑張って着てきました」と挨拶した。そして「臺監督とはいろいろと仲良くさせていただいている中で、どれだけ苦労しているかをずっと聞いてきたので、公開できるということが信じられないというか、うれしい。本当に良かったとこんなに思った作品は今までにない」と感慨深げに公開初日を喜んだ。
さらにオダギリは「挑戦している映画とか、何かを作りたい思いがある映画じゃないとのれない。出たくないんです」と映画出演に対する情熱を告白。「臺監督のオフィスでパイロット版を見せてもらった時に、これは参加しないと損だという気になり、そのくらい夢がある作品だと思いました」と振り返り、「挑戦的な映画は今の時代すごく難しいし、お客さんがすごく入るようなものでもない。けれど、こういうものもちゃんと作り続けないと、日本映画がどんどんダメになっていくだろうし、観客としても残念な思いになってしまう。集まってくれる大切な人たちに届けられる映画をまた作れるように、皆さんもぜひ協力して頂きたい」と強く呼びかけていた。
映画では、ストップモーションを駆使したアニメーションが実写映像の合間に挿入され、独特の世界観を演出。アニメパートは膨大な作業量で、1日に撮影できるのは3~5秒分だといい、製作に5年の月日を要した。臺監督は「日本にも人形が動くアニメがもっとあったらいいと思っていて、誰かが無謀にやらないとできないと思った」と製作経緯を明かし、「こんなに出演した俳優さんたちに励まされ、グチをこぼし、背中を押されたやつはいなかった。オダギリさんともしょっちゅう携帯メールでグチをこぼしていた」と吐露。それだけに、壇上では臺監督がキャスト陣と観客に深々と頭を下げ、謝意を示していた。
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