大竹しのぶ&宮沢りえ、RADWIMPS・野田洋次郎初主演作で映画初共演
2015年2月6日 09:00
ドキュメンタリー映画「ピュ~ぴる」の松永大司監督が、故手塚治虫さんが死の直前までつづっていた病床日記から着想を得たオリジナルストーリーでつむぐ切ない恋愛物語。余命宣告を受けた青年・宏は、最後の夏に出会った女子高生・真衣の強さにひかれ、迫りくる死への恐怖のなか生きる喜びや輝きを見出していく。
ともにRADWIMPSのファンだというふたり。大竹は野田扮する宏の母親役に決定し、「Liveを見に行って野田さんとお話をするようになり、私の芝居を見に来てくださるようになり、食事をするようになり、お友達になってしまいました。洋次郎さんが映画を演(や)るということを前から聞いていたので、絶対何でもいいから出るねと約束してしまいました」。そして「実際、ロケ先のメイクルームで逢(あ)ったのが不思議でした。これから二人で親子になるなんて……! 洋次郎さんの芝居は本当に自然で美しかった。一緒の画面にいられて幸せでした」と振り返っている。
一方の宮沢は、宏になつく入院中の少年の母親役でオファーを受け、「心を揺さぶられる大好きなアーティストの野田さんと、作品を通して物作りをすることにとても興味があったから出演させて頂きました」。共演した野田に「余計なものを付着させず、とてもシンプルにその役を生きるということに徹していることに感動しました」と称賛を送っている。
さまざまな作品の映像化に挑んできたプロデューサーの小川真司、甘木モリオは今回の起用を「(バンドのライブを訪問した宮沢が)野田さんとは初対面ということもあり、恥じらう姿がとても印象的でした。その時から、本作が実現したらぜひ出演して頂きたいと願っていました。大竹さんと野田さんは以前から知り合いで、野田さんが映画デビューするならぜひ応援したいとご本人が仰っていたのを人伝に聞きました。野田さんが演技する上でも経験豊かな共演者が欲しいと思っていた矢先だったのですぐにお願いしました」と説明。「宮沢さんや大竹さんが参加してくれたことで本作のクオリティーが一気に高まったし、お二方が野田さんから引き出したモノはとてつもなく大きいと思っています」と手ごたえを明かした。
ほかに真衣役の杉咲花、宏の入院仲間・横田役のリリー・フランキー、宏の元恋人・尾崎役の市川紗椰らが共演。
「トイレのピエタ」は、6月6日から全国で公開。
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