「SASUKE」スウェーデン版、過去12年で最高視聴率
2015年2月6日 23:15
[映画.com ニュース]TBS「SASUKE」初の欧州現地制作版「Ninja Warrior Sverige(Sweden)」(NWS)が、1月29日午後8時(現地時間)、スウェーデンの地上波Kanal5(カナル・ファイブ)のゴールデンタイムでスタートし、同局過去12年間の同時間帯で最高となる視聴率6.4%で好発進した。スウェーデンの木曜G帯は激戦区とされており、同時間にはBBC1の人気番組“Antiques Roadshow”などがあったものの、Kanal5がターゲットとする15~44歳のコア視聴者層で視聴率6.4%、シェア26.7%を獲得し、同時間帯トップに立った。
同番組は、アメリカ版「American Ninja Warrior」をモチーフにしているが、全4ステージではなく、全3ステージからなる(第3ステージがタワー)。欧州各国でも既に「Ninja Warrior」の知名度は高く、スウェーデン国内各地から選手が集い、同国の有名MC陣と観衆の前で熱戦を繰り広げた。なお今後10週間にわたりレギュラー放送される予定。
「Ninja Warrior」を含む「SASUKE」の販売先は現在、157の国・地域に達しており、販売先はアジア、欧米各国をはじめ、旧共産圏やアフリカ、中東、中南米諸国など世界5大陸におよんでいる。また「SASUKE」の現地版制作は、先行しているアジア(マレーシア、シンガポール)やアメリカに続き、ベトナムVTVでの制作も発表されている。さらに、イギリスITVで4月から放送スタートする予定だ。
今回、初の欧州現地制作版となるスウェーデン版が好発進したことで、放送に加え現地制作も、日米欧亜と世界規模で展開することになる。また、TBS石原俊爾社長は3日、通信紙記者懇談会で「ゆくゆくは世界大会をSASUKEの聖地・緑山スタジオで」と日本での世界大会実現に意欲を見せており、スウェーデン版の好発進、現地制作の拡大により、今後さらに現実味が増すとみられ注目される。(文化通信)