綾野剛×園子温監督「新宿スワン」ついに完成!5月30日公開決定
2015年1月30日 05:00
[映画.com ニュース] 綾野剛主演、鬼才・園子温監督のメガホンで和久井健氏の人気漫画を映画化する「新宿スワン」が完成し、5月30日に公開されることが決まった。あわせて特報映像やポスタービジュアル、主題歌・挿入歌アーティスト、追加キャストの情報も発表された。
わずか600メートル四方の地に4000店以上の飲食・風俗店がひしめきあう、アジア最大の歓楽街・歌舞伎町を舞台に、女性たちに水商売の斡旋をするスカウトマンたちのだまし合いや抗争、男のロマンを描く同作。昨年「そこのみにて光輝く」で数々の映画賞を受賞した綾野が金髪を逆立て、一文無しからスカウトの世界に飛び込む主人公・白鳥龍彦に扮した。
昨年4~5月、歌舞伎町のほか、静岡・浜松駅周辺で大規模な市街地ロケーション撮影が行われ、あまりのギャラリーの多さに撮影が一時中断する異例の事態も発生した。それに対して、出演者たちがTwitterなどを通じて協力を求めたことも話題になったが、作品は無事に完成を迎えた。綾野も「皆様、お待たせしました。映画『新宿スワン』完成いたしました。ようやくお届けできること、感謝の極みです」と喜びのコメントを発表し、「園子温組、スタッフ、キャストと共に魂を込めて暴れさせて頂きました。遠慮なく、皆様に爪痕を残す所存です。いざ」と公開に向けて気合も十分だ。
特報映像では綾野はもちろん、ライバル会社所属のスカウトマン・南秀吉役の山田孝之、龍彦を慕う風俗嬢アゲハ役の沢尻エリカ、龍彦の兄貴分で一級のスカウトマン・真虎役の伊勢谷友介という豪華メインキャストが、昼夜の歌舞伎町を背景に躍動。オオカミバンド「MAN WITH A MISSION」による主題歌「Dive」が、映像に疾走感をもたらしている。
また、追加キャストとして、金子ノブアキ、深水元基、村上淳、久保田悠来、真野恵里菜、丸高愛美、安田顕、山田優、豊原功補、吉田鋼太郎が出演していることが明らかに。挿入歌を6人組の人気ロックバンド「UVERworld」が担当することも発表された。
配給はソニー・ピクチャーズエンタテインメント。TOHOシネマズ新宿ほか全国300館以上で封切られる予定で、綾野主演作および園監督作としては過去最大規模での公開となる。
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