高良健吾、主演作「悼む人」完成に感慨無量「特別な作品、参加できて幸せ」
2015年1月26日 18:10

[映画.com ニュース]第140回直木賞を受賞した作家・天童荒太氏の小説を映画化した「悼む人」の完成報告会見が1月26日、東京・銀座の東映本社で行われ、主演の高良健吾をはじめ共演の石田ゆり子、貫地谷しほり、椎名桔平、大竹しのぶ、堤幸彦監督が出席。平和と祈りを象徴する“折鶴”を模した舞台に登壇した。
事件や事故で他界した人々を「悼む」ため全国を放浪する青年・坂築静人が、出会う人々の死生観に影響を与えていく姿を描く。俳優生活10周年の節目に静人を演じた高良は、「この『堤組』で経験したことは、これからの現場でも試してみたいことがたくさんできた。『悼む人』は特別な作品、参加できて幸せでした」と感慨無量の様子だった。
「愛と憎しみ」「生と死」「罪と許し」をテーマに描く本作。高良は「悼む」という行為について「その人を思い出したりすることなのかなと思う」と解説し、「静人がこの世にいれば、どんな命でも愛されていて、愛していて、感謝されていたということにしてくれる。それはきっと、誰も否定できないと思います。それは希望かもしれない」と明かした。さらに、静人の旅に同行する奈義倖世を演じた石田との共演に「少女のような方で、一緒に旅をしているとはかなくて消えそう」と最敬礼で、「最後のラブシーンは、パッション」と話し会場を沸かせていた。
公開を控えての率直な感想を聞かれると、病床に伏せる静人の母・巡子を演じた大竹は「こういう時だからこそ、命に真剣に向き合いたい。特に若い人にたくさん見てもらいたい」。静人を偽善者と決めつける週刊誌記者役の椎名は「愛が詰まった映画。そして(公開日の)2月14日はバレンタインデー。女性の皆さんには、チョコレートとこの映画のチケットを添えて、好きな人と見てほしい」とおどけながらもアピールを忘れない。堤監督は、意外にも「まだ見てほしくない」そうで、理由を「作っても作っても、作り切れていない感じがある。いつもの3倍、4倍時間をかけて編集したんですが、チャンスがあればもう1度編集したい。違ったアングルでもう1本撮れるくらい、それくらいハマり込んだ作品」と熱っぽく語っていた。
また、キャスト陣は折鶴をその場で作成し、本作のヒットを祈願した。映画「悼む人」は、2月14日から全国で公開。
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