鬼才エドワード・ヤンの傑作「恐怖分子」デジタルリマスター版で19年ぶりに上映
2015年1月22日 17:00

[映画.com ニュース]ホウ・シャオシェンと並び1980~90年代の台湾ニューシネマをけん引し、2007年に死去した台湾の鬼才エドワード・ヤン監督の傑作「恐怖分子」(1986)が、デジタルリマスター版で3月14日から渋谷シアター・イメージフォーラムで上映される。
59歳の若さで生涯を閉じるまで、計7本の長編と1本の短編を発表し、寡作ながら「カップルズ」「ヤンヤン 夏の想い出」など、作品ごとにまったく異なる作風で高い評価を得たヤン監督の長編第3作。80年代の台北を舞台に、少女シューアンがかけた1本のいたずら電話が、何のつながりもなかった人々の間に奇妙な連鎖反応をもたらしていく様を描いた群像劇。カンヌ映画祭、ロカルノ映画祭(銀豹賞受賞)など世界で絶賛された。
無軌道に犯罪へと向かう10代の少女の心理を繊細にとらえながら、現代人の抱える狂気と孤独を浮き彫りにし、謎の多いストーリーと精緻な構成がファンを魅了したが、日本では1996年以来長らく劇場公開の機会に恵まれず、幻の傑作と呼ばれていた。
「恐怖分子」は3月14日から渋谷シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開。ヤン監督のデビュー作を含むオムニバス映画「光陰的故事」も、上映期間中併映される。
フォトギャラリー
関連ニュース





映画.com注目特集をチェック

宝島
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】すさまじい映画だった――全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

映画「F1(R) エフワン」
【「トップガン マーヴェリック」を観た人類におくる】あの“胸アツ”を更新する限界突破の超注目作
提供:ワーナー・ブラザース映画

フロントライン
【感情、爆発。】日本を代表する超豪華キャスト。命を救う壮絶な現場。極限の人間ドラマ。魂の渾身作。
提供:ワーナー・ブラザース映画

試写会で絶賛続々
「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

ネタバレ厳禁映画の“絶品”登場!
【超・超・超・超・異色展開】このカオス、このサプライズの波状攻撃…あまりにも好きすぎた
提供:バンダイナムコフィルムワークス

We Live in Time この時を生きて
【仕事にならないくらい泣いた…】人生の岐路で何度も観返したい、“一生大切にする”珠玉の1本
提供:キノフィルムズ

おばあちゃん版「ミッション インポッシブル」!?
【辛口批評サイト98%超高評価!】アクション映画好きに全力でオススメ!めちゃ良かった!!
提供:パルコ