永瀬正敏“教え子”の手紙に感極まる「こんなに温かい子どもたち、嬉しい」
2015年1月15日 20:45

[映画.com ニュース]日本統治下の1931年に全国高校野球選手権に出場し、台湾代表として準優勝を果たした嘉義農林学校野球部の実話を映画化した台湾映画「KANO 1931海の向こうの甲子園」のジャパンプレミアが1月15日、東京・ヤクルトホールで行われ、主演の永瀬正敏をはじめ、共演の坂井真紀、ツァオ・ユーニン、チェン・ジンホン、脚本のウェイ・ダーション、マー・ジーシアン監督が舞台挨拶に出席した。
この日はサプライズで、永瀬あてに台湾の“教え子”たちから手紙が届けられ、代表して大江光夫役のチェン・ビンホンからのメッセージがツァオによって代読された。「(素人だった)僕はとても演技が好きになり、続けたいと思うようになりました。もし、ご縁があったらまた監督(永瀬)と一緒に映画をやりたいし、勉強させて頂きたいです」と読み上げられると、永瀬は「僕は映画の中で『泣くな』と言い続けています。ここで僕が泣くわけにはいかない」と気を引き締めた。しかし最後の挨拶では堪え切れず、「こんなに温かい子どもたち」と言うと口元を抑え、感極まった。永瀬の「嬉しいです」と声を震わせる姿に、坂井も目を赤くしていた。
永瀬は、今作のスタッフ・キャストに対して「どんどんこういうイベントがなくなると、みんなに会える機会が少なくなる。それがとても寂しくて。また企画してくれないかな、と思いながら。みんなに会えなくなるのは嫌ですね」と強い絆をのぞかせる。坂井も、「本当に皆さん温かく迎え入れてくださって。大変なことがあってもみんな同じ方向を向いていられる。『KANO』のストーリーに似ている現場だなと感動した」と撮影時を振り返った。
同作で野球部員を演じた俳優陣は、野球経験の有無を重視して選抜されたこともあり、舞台挨拶に立った2人を含むほとんどのキャストが演技未経験者だという。U21の台湾代表でもあるツァオは、「大変プレッシャーを感じた」といい、チェンも「僕たちは野球選手。演技が出来ないかもしれないと、不安でならなかった」と本音を吐露。小道具のグローブも現代のものが使えなかったため苦労したと語ったが、「野球選手というプライドにかけて、うまくやろうと頑張りました」と胸を張った。
また、主題歌「風になって~勇者的浪漫~」を担当した中孝介とRakeもキャスト・製作陣とともに登壇し、生歌を披露。会場を盛り上げた。このときも永瀬は、「泣きそうになったのをごまかして手を振っていました」とコメントし、同作への思い入れの強さをにじませていた。
「セデック・バレ」2部作などのウェイ・ダーション監督が製作、俳優のマー・ジーシアンが初監督を務めた同作は、嘉義農林学校の弱小野球部が日本人監督・近藤兵太郎との出会いを経て甲子園出場を目指す姿を描く。大沢たかおら日本人キャストも多数出演している。1月24日から公開。
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