松坂慶子6年ぶり主演作「ベトナムの風に吹かれて」撮影中
2014年12月25日 08:00
[映画.com ニュース]アルゴ・ピクチャーズが製作・配給する新作「ベトナムの風に吹かれて」(製作:「ベトナムの風に吹かれて」製作委員会)が、ベトナムで現在撮影中だ。2015年公開を予定している。
原作は、ベトナムの首都ハノイ在住の邦人女性・小松みゆき氏が書いた「越後のBaちゃんベトナムへ行く」。80歳を過ぎた認知症の母親をベトナムに連れていき、一緒に暮らした実話をもとにしている。
松坂慶子が「大阪ハムレット」以来、6年ぶりに主演する。演じるのは、原作者をモデルにした日本語教師・佐生みさお役。松坂は「ベトナムで暮らす皆さんとお会いして、寄り添って一緒にいるということが、まずかけがえのないことだと改めて気づかされた。たくましく、しなやかに、自由に自分らしく、そんな風に演じられたらと思う。この映画でベトナムと日本に新しい風が吹けばと思っている」とコメントを寄せている。
監督は、2011年公開の「津軽百年食堂」以来となる大森一樹。大森監督は「ベトナムの役者さんたちは芸達者ぞろい。松坂さんたちも負けていない。手応えを感じている。完成を期待してほしい」と語った。
共演は、母シズエ役に「Shall weダンス?」「舞妓はレディ」の草村礼子。大学時代の友人で、ほのかなロマンスを感じさせる小泉役に奥田瑛二。ほかに柄本明、斎藤洋介、松金よね子、藤江れいな、貴山侑哉、山口森広ら多彩な顔ぶれがそろった。また、大森監督が1984年に撮った「すかんぴんウォーク」で俳優デビューを果たした吉川晃司もゲスト出演する。(文化通信)