劇団EIXLE・町田啓太と佐々木心音がのぞき見しあって…「スキマスキ」実写映画化
2014年10月28日 10:00

[映画.com ニュース] 実写映画化やアニメ化もされた「うさぎドロップ」で知られる宇仁田ゆみ氏のコミック「スキマスキ」が映画化され、2015年2月7日から公開されることが決まった。NHK連続テレビ小説「花子とアン」にも出演した劇団EIXLEの町田啓太が主演を務め、ヒロインを「フィギュアなあなた」の佐々木心音が演じる。
隙間に愛着を感じてしまうという性癖をもった大学生ヘイサクは、罪悪感を抱きつつも誘惑に耐えきれず、隣家に住む女性・文雄の私生活をカーテンの隙間から観察していたが、文雄もまたヘイサクを窓の隙間から観察していた。互いに隙間からのぞき合っていた2人が、やがて現実で知り合うことなり……。「うそつきパラドクス」「女の穴」「ちょっとかわいいアイアンメイデン」などを手がけてきた吉田浩太監督がメガホンをとった。
町田は今回が映画初主演で、出演が決まった際の心境を「初主演で初ラブコメディ作品ということで撮影に入るのがとても楽しみでした」と述懐。撮影を終えて「撮影期間が短かったのもあって、より色濃い作品になったのではと思っています。ヘイサクは隙間フェチというコンプレックスを持った平凡な大学生、そんなコンプレックスを持っている自分自身を認めて自分らしくあればいいんだと感じていく成長物語でもあると思いました」と語っている。
また、ヘイサクにのぞかせておきながら、自らものぞいているという腹に一物あるヒロイン・文雄を演じた佐々木は、もともと原作も読んでいたという。それだけに「文緒は、絶対的に『かわいい』がないと成り立たない。だから、今までキャラクターの濃い役しかやってこなかった私が、文緒を演じきれるのか」と不安を感じたという。しかし、吉田監督から「(文緒は)LOVE&PEACEな子だと思う」と言われ、「その一言で、私も文緒と一緒になって、シンプルになっていったような気がしています。結果、かわいくなっているかどうかはわからないですけど(笑)」と演じ切ることができたようだ。
NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」や映画「愛の渦」にも出演している中村映里子、町田と同じ劇団EXILEメンバーの八木将康、映画や舞台等で幅広く活動中の久住翠希といった若手が共演している。
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