荒牧伸志監督が新たに描く「アップルシード アルファ」来年1月公開決定
2014年10月28日 19:41

[映画.com ニュース]第27回東京国際映画祭の特別招待作品に選出された「アップルシード アルファ」が10月28日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズでアジアンプレミア上映され、荒牧伸志監督、音楽プロデューサーの中田ヤスタカ、主人公のデュナンに扮した人気モデルのゆららが舞台挨拶に立った。
「攻殻機動隊」で知られる士郎正宗氏の人気コミック「APPLESEED」を原作に、「APPLESEED アップルシード」(2004)も手がけた荒牧監督が、第5次世界大戦後の荒廃した世界で希望を模索する特殊部隊の女性隊員デュナン、戦闘サイボーグ「ブリアレオス」の新たな物語を描く。
欧米では、今夏にパッケージやデジタル配信で発表されており、満を持して日本でのお披露目となった。荒牧監督は「すべてを1度リブートして新しい『アップルシード』をやりたいと思った」と説明。「『アップルシード』の中で1番大事な要素であるデュナンとブリアレオスにフォーカスしたストーリー」を描くため、戦後の廃墟の中でのふたりに焦点を当てた。本作の設定には反対もあったそうだが、「廃墟の手触り感、廃墟で生活してきた質感をできるだけリアルに描くことが、彼らの心情を描くことになるのでは」と映像にもこだわり本作を完成させた。
本作は、中田を筆頭にSkrillex & Alvin Risk、DJ FUMIYA(RIP SLYME)、パスピエ、tofubeats、AKLO、80KIDZら国内外のアーティストが参加。メインテーマ「Depth」を担当した中田は、「メカが出てくるものが大好物」だそうで、「(作品から)影響をもらっていい曲がすぐに浮かんだ。いい機会に恵まれて本当に良かった」と振り返った。
さらに「歌手の方たちをプロデュースするのとは違って音楽だけで完結する作品ではないので、(映画音楽は)音楽がかかった時にどういう演出として成り立つかということを心がけている」と持論を展開。荒牧監督も「音楽はすごく重要な部分で、映画においては5割近くが音楽によって変わってしまう。(既存の)曲をそのままシーンに当てはめるのではなく、12以上のアーティスの方に曲をつくってもらうということを試した」と明かした。
この日、日本版の声優を担当した声優の小松由佳(デュナン)、諏訪部順一(ブリアレオス)、悠木碧(アイリス)、高橋広樹(オルソン)も登壇。あわせて、2015年1月17日に劇場公開されることが発表された。
第27回東京国際映画祭は、31日まで開催。
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