伝説のトランぺッター、チェット・ベイカー伝記映画主演にイーサン・ホーク
2014年10月27日 16:15
[映画.com ニュース] 米俳優イーサン・ホークが、ウェストコースト・ジャズを代表するトランぺッターでボーカリストのチェット・ベイカーの伝記映画「Born to Be Blue(原題)」で、ベイカー役を演じることがわかった。
ベイカーは1950年代、トランペットはもちろん、中性的な独特のボーカルで人気を博した。その後60年代にかけてドラッグの乱用により一度は低迷するが、70年代に復活。米ハリウッド・レポーターによれば、今回の伝記映画は復活後の半生に焦点を当てるという。ベイカーは88年、58歳のときにアムステルダムのホテルから転落して死亡した。
「Born to Be Blue(原題)」は、ロバート・バドローが監督と脚本を務める。ベイカーの映画といえば、ファッション写真家のブルース・ウェバーが撮影したドキュメンタリー「レッツ・ゲット・ロスト」がベイカーの死の直後に公開され、日本でも人気を博した。
ちなみに、ベイカーと同時代に活躍したトランペット奏者でモダンジャズの帝王マイルス・デイビスの伝記映画も進行中で、こちらはドン・チードルが監督と主演を兼ねている。
ホークの最新作、リチャード・リンクレイター監督の「6才のボクが、大人になるまで。」は、11月14日から全国で公開。