「パトレイバー」実物大イングラム、六本木に君臨 新キャスト・森カンナも登場
2014年10月24日 16:50

[映画.com ニュース] 人気アニメシリーズ「機動警察パトレイバー」を実写映画化した「THE NEXT GENERATION パトレイバー」に登場する98式イングラムのデッキアップイベントが10月24日、東京・六本木を中心に開催中の第27回東京国際映画祭で行われた。東京・豊洲を皮切りに、大阪や京都など全国でお披露目されてきた98式イングラムはこの日、主演の真野恵里菜や筧利夫、太田莉菜、長編劇場版に出演する森カンナ、押井守総監督に見守られながら、会場となった六本木ヒルズアリーナに君臨した。
1988年の発表から様々なメディアミックスが展開され、多くのファンに愛され続けてきた同シリーズ。それだけに、劇中のシンボルであるイングラムが真野の「パトレイバー、デッキアップ!」の宣言とともに威風堂々と立ち上がると、集まった観客はその雄姿に見入っていた。
同映画祭に初参加の真野は、「足が震えている。撮影に入ったころはこんな場に立たせてもらえると思っていなかったので、本当に光栄。かっこいいイングラムを見せられることが、とっても嬉しいです」とニッコリ。太田も、「東京国際映画祭にパトレイバーという作品で立つことができて本当にうれしく思っています。デッキアップイベントはとてもワクワクします」と語る。出演が壇上で発表された森は、「こんなにも愛されている作品の劇場版に参加できてうれしく思います。すごく楽しみです」と意気込んだ。
筧も「デッキアップイベントを、映画の父と言っても過言ではない東京国際映画祭の場で行いますことを、我々はこの上なく幸せなことだと感じています」と感無量。前日は冷たい雨が降り注ぐあいにくの天気だったが、押井監督は「雨が降っていたらデッキアップは中止だったので、(晴れたので)ちょうど間が良かった」と安どの表情を見せていた。
「THE NEXT GENERATION パトレイバー」は、アニメ版で監督を務めた押井を総監督に迎えて描く実写化プロジェクトで、現在第5章が公開中。11月29日に第6章、2015年1月10日に第7章、15年ゴールデンウィークに劇場用長編が封切られることが発表されている。なお、東京国際映画祭は31日まで開催。
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