ケン・ローチ監督の50年のキャリアに迫る、画期的なドキュメンタリー企画が進行中
2014年10月20日 10:15

[映画.com ニュース] イギリスの名匠ケン・ローチ監督の50年にわたるキャリアに迫る、ドキュメンタリー企画「The Flickering Flame」が進行していることがわかった。インタビューを主体とした1本のドキュメンタリー映像の視聴と、それに関連した資料やアーカイブ資料の閲覧をシームレスに切り替えられる、インタラクティブな手法を用いた画期的なプロジェクトだ。
社会派として知られるローチ監督と長年タッグを組んできたプロデューサーのレベッカ・オブライエンによれば、さまざまな“戦い”を通し、ローチ監督の遍歴をたどる内容だという。カンヌ映画祭パルムドール受賞作「麦の穂をゆらす風」で描かれたような実際の政治的な“戦い”から、「SWEET SIXTEEN」が青少年には不適切な言葉の使用のためR18指定になってしまったというような映画製作のプロセスにおける“戦い”まで、観点の異なる戦いが網羅される。
インタビュー映像のメガホンは、ローチ監督の実息ジム・ローチ(「オレンジと太陽」)に託されており、協力者だけでなく反対派の人々の意見も盛り込まれるという。アーカイブ資料は、数年前のオフィス移転時に出てきたもので、公開が禁止されていた貴重なフィルムも含まれる。
仏パリに拠点をおくデジタル制作会社Upianと仏独共同出資のテレビ局Arteが、プロジェクトに協力。プロジェクト名は、リバプールの船員たちのストライキを題材にしたローチ監督のドキュメンタリー映画にちなんでいる。ローンチ時期などは未発表だ。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

キャンドルスティック
【予告編だけでこんなに観たくなること…ある!?】阿部寛、10秒でAIを騙す――狂おしいほど面白そう
提供:ティ・ジョイ

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

たった“1秒”で爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

すさまじい“魂震作”だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント