「ぶどうのなみだ」シリアスな表情で指揮棒を振る大泉洋のメイキング映像入手!
2014年10月12日 08:00
[映画.com ニュース] 大泉洋が「しあわせのパン」の三島有紀子監督と再タッグを組んだ主演作「ぶどうのなみだ」で、ワイン作りにたずさわる前に指揮者として活躍していた主人公アオを演じた大泉が、シリアスな表情でタクトを振るメイキング映像を映画.comが入手した。
アオ(大泉)とロク(染谷将太)の兄弟が営むワイナリーにやってきた旅人エリカ(安藤裕子)が、兄弟の穏やかな日常に変化をもたらしていく様を描いたヒューマンドラマ。空知(そらち)地方でのオールロケを敢行した。
本作で大泉はオーケストラの指揮者という特殊な職業を演じ、これまでにない表情を見せている。そんな役作りについて「単純ではありますが、尋常じゃなく難しいという事です。指揮者はオーケストラが奏でる音楽に合わせて指揮棒を振っているように見えますが、そんな訳はなく、指揮者の指示で音が出るわけですから、指揮者はオーケストラよりも少しだけ早く指揮棒を振らなくてはならないわけで、それがとにかく難しかったです」と苦労を明かす。
そして、「耳で聞こえて来るオーケストラの音に惑わされることなく頭の中の音楽を奏で続ける事は私には無理だと思われ、結局先生の指揮を見てその振り方、タイミングを丸暗記して振りました。改めて指揮者の皆さんを尊敬しました」と振り返った。
「ぶどうのなみだ」は公開中。