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ドラマ「ハンニバル」クリエイター、同性愛要素ある2次創作も大いに歓迎

2014年10月6日 21:20

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マッツ・ミケルセンが出演しているドラマ版「ハンニバル」
マッツ・ミケルセンが出演しているドラマ版「ハンニバル」
写真提供:アマナイメージズ

[映画.com ニュース] 「羊たちの沈黙」などに登場する殺人鬼ハンニバル・レクターの若き日を描く、米NBCのドラマシリーズ「ハンニバル」のクリエイターのブライアン・フラーが、同作とファンフィクション(2次創作)の関係について、米Complex誌のインタビューで語った。

ハンニバル」は、シリアルキラーとして悪名を馳せる以前の天才精神科医レクターと、殺人犯の感情を再現できるという特殊な共感能力を持つFBI捜査官ウィル・グレアムの関係を中心に描く犯罪ドラマ。

デンマーク出身のマッツ・ミケルセン扮するレクターが、英俳優ヒュー・ダンシー扮する精神的に不安定なウィルをサポートする設定だが、美男俳優ふたりの共演でもあることから、両者のホモセクシュアルな関係を描くファンフィクションが多数作られている。

こうした現象を快く思わないクリエイターもいるだろうが、フラーはむしろ、レクターとウィルのホモエロティックな関係を考察するファンフィクションやファンアートの存在を楽しんでおり、それを尊重したいと考えているという。というのもフラーにとっては、ドラマ「ハンニバル」自体が、レクターの生みの親であるトマス・ハリスの原作やその映画化のファンフィクションのようなものだからだと語っている。

また、フラー自身もゲイであり、レクターとウィルという、セクシュアルな関係を持たないストレートの男同士の関係の親密さや複雑さには、自分が完全に理解することも経験することもできない部分があり、それを深く探求することに興味をひかれるという。

ハンニバル」は全米ではシーズン2まで終了し、来年シーズン3の放送が予定されている。日本では11月7日にシーズン1のDVD&Blu-rayボックスが発売される。

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