ゴスペラーズ、「ザ・フォー・シーズンズ」の大ヒット曲を生熱唱!
2014年9月22日 19:00
[映画.com ニュース] ボーカルグループ「ゴスペラーズ」の北山陽一、黒沢薫、酒井雄二、村上てつや、安岡優が9月22日、名匠クリント・イーストウッド監督の最新作「ジャージー・ボーイズ」の公開記念トークイベントに出席。伝説の米ポップスグループ「ザ・フォー・シーズンズ」の栄光と挫折を描いた本作に感銘を受けたメンバーは、最新アルバム「The Gospellers Now」でもカバーしている同グループの大ヒット曲「シェリー(Sherry)」を生披露し、客席を沸かせた。
北山は、「僕らも5人グループなので、映画でグループがどう描かれるのかが気になっていたけれど、それぞれのキャラクターがきちんと尊重されていた。彼らは紆余曲折あって再会するけれど、良い和音が鳴るとお互い(嫌なことも)なかったことにできるもの」と共感しきり。酒井も、同作を通じて名曲「君の瞳に恋してる(Can't Take My Eyes Off You)」が生まれた経緯を知り、「能天気で明るい歌かと思っていたけれど、あんな悲しい気持ちが込もっていたなんて」と知られざる秘話に胸を打たれていた。
ゴスペラーズでは、ザ・フォー・シーズンズのような裏切りや反目はなかったそう。黒沢は「『あ、こいつは今日調子悪いんだな』って思っても、いちいち言葉で確認しない。それは本人がよくわかっていること。あえて何も言わない」と固く結ばれた男の絆を明かした。
今年で結成20周年を迎えるゴスペラーズ。安岡は、「言葉にすると長いけどあっという間だった。きらびやかな舞台だけじゃなく、部屋で5人でハーモニー練習をしたりしたことなど、5人のいろいろな思い出があって今につながっている」と感慨深げ。リーダーの村上も、「これからも“普通”に続けていきたい。もし今後何かトラブルがあったら、『ジャージー流だ!』って笑うことにする(笑)」と冗談交じりに決意をにじませた。
「ミリオンダラー・ベイビー」「グラン・トリノ」の名匠イーストウッド監督が、2006年トニー賞でミュージカル作品賞を含む4部門を受賞した人気ブロードウェイミュージカルを映画化。60年代に絶大な人気を誇った「ザ・フォー・シーズンズ」メンバーの成功や挫折、家族愛や友情を大ヒットナンバーの数々とともに描き出す。ミュージカル版のジョン・ロイド・ヤングが映画版でも主演を務める。9月27日から全国公開。
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