竹野内豊主演!バカリズム初の連ドラ脚本作「素敵な選TAXI」で異色のタッグ
2014年9月4日 05:00

[映画.com ニュース] 俳優の竹野内豊&お笑い芸人のバカリズムという異色のタッグが、10月期の新ドラマ「素敵な選TAXI」で実現することになった。近年はコメディ映画に出演し、CMでもユーモアとペーソスの効いた演技を見せる竹野内が主演を務める本作で、テレビやラジオ、自身のライブで多彩な才能を発揮するバカリズムが初めて連続ドラマの脚本を担当する。
過去に戻ることができる不思議なタクシー「選TAXI(せんたくしー)」の運転手と、人生の選択をやり直すチャンスを手に入れた乗客が繰り広げる人生再生の物語を、1話完結で展開。第1話の脚本を読んだ竹野内は、「バカリズムさんならではの生きた会話劇と自由な発想力、これが映像化したらどんな感じになるのか興味津々」と撮影を心待ちにしている様子。バカリズムも、「1話完結ということで、視聴者の皆さんには毎回違うドラマを見るような感覚でシンプルに、『面白かった、楽しかった、また来週見たい』と思っていただければ嬉しいです」と期待を込める。
「かっこよくて寡黙なイメージ、だけど意外とフレンドリーに話しかけてくるタクシー運転手がいたら面白い」と考えたバカリズムが竹野内のために作り上げたのは、選TAXIの運転手・枝分(えだわかれ)。クールな外見に似合わず、話し好きでおせっかいで甘い物好きという設定で、人生の選択に失敗し焦っている乗客にひょうひょうと語りかけ、時にさりげなく、時にユニークなアドバイスを送る役どころだ。
バカリズムが脚本を担当した「来世不動産」(「世にも奇妙な物語2012 秋の特別編」)を見て「独特の世界観が面白くて、いつかご一緒出来るチャンスがあったら良いなと思っていました」という竹野内は、毎週登場する豪華ゲストとの共演も楽しみだと話しており、「1話1話、新鮮な気持ちで取り組んでいきたいと思っております」と抱負を語った。
一方、オファーを受けた時、「何で僕に……」と驚いたというバカリズムは、「1時間ドラマの脚本も経験したことがないし大変さも想像がつかないけれど、逆にそれが面白そうと思ってやらせていただくことになりました」。脚本家として非現実的な設定でありながら緻密なストーリーを練りあげるだけでなく、枝分の行きつけのカフェの店長・迫田宏として出演も兼ねるが、「決して脚本家という立場を利用したわけではないことは、声を大にして言っておきます!」と強調した。
「ロス:タイム:ライフ」の筧昌也と「チーム・バチスタ」シリーズの星野和成が演出を担当し、「古畑任三郎」シリーズの本間勇輔が音楽を手がける。関西テレビ・フジテレビ系全国ネットで毎週火曜午後10時放送。初回放送日は未定。
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