橋本愛＆松岡茉優「リトル・フォレスト」初日でさわやか笑顔

［映画.com ニュース］　女優の橋本愛が8月30日、東京・新宿ピカデリーで行われた主演映画「リトル・フォレスト　夏・秋」の初日舞台挨拶に出席した。全国30スクリーンで公開されたこの日、橋本は「やっと届いたのかもしれないと感じて、ホッとしています」とほほ笑んだ。

橋本は、共演の三浦貴大、松岡茉優、温水洋一、桐島かれん、森淳一監督とともに登壇。1年がかりの撮影を経て偏食が直ったといい、「東京に戻っても嫌いだったものが食べられるようになりました。ワラビとか、ああいう得体の知れないものも食べられるようになったんです」と胸を張った。

NHK連続テレビ小説「あまちゃん」、映画「桐島、部活やめるってよ」で共演経験のある松岡は、「ここは大好きな劇場で、この前も愛と一緒に来たばかり。思い入れのある劇場で舞台挨拶ができて光栄です」とニッコリ。さらに、「愛が15歳、私が16歳のときから数えて3回目の共演。初めて笑い合える役でした」と語り、視線を合わせた橋本とともにさわやかな笑顔を弾けさせた。

五十嵐大介氏の同名コミックが原作。移ろいゆく四季を映しとるため約1年間のオールロケを敢行した。都会で自分の居場所を見つけることができず故郷の山村“小森”に帰ってきたいち子（橋本）が、大自然のなかで、自給自足の生活をしながら生きる力を充電していく姿を描く。

「リトル・フォレスト　冬・春」は2月14日に公開されるが、森監督によれば編集が終わった段階で「冬も春も美しい風景を切り取れた」という。