大泉洋、北海道特別“福”知事に就任！　「ぶどうのなみだ」で経済効果を約束!?

会場となったのは、同日、旧道庁前にオープンした新名所「赤れんがテラス」に隣接する札幌市北3条広場（愛称：アカプラ）。雨男を自認する大泉と染谷がそろったが、晴天のもとでイベントがスタートし、21万個の赤れんがをレッドカーペットに見立てたステージに4人が登場すると、会場にあふれかえった観客から大声援が沸き起こった。

イベントでは映画の完成を祝うとともに、大泉の北海道特別“福”知事就任式も敢行。多くの福があふれることを祈って「福」の字があてられたといい、特別ゲストとして登場した高橋知事が、「英語で言うとグッド・フォーチュン・ガバナー・オブ・北海道です！」と辞令とタスキを手渡すと、大泉は「グッド・フォーチュン・“バカナー”ですか!?」とすかさずボケ。さらに「昔から肩書きがほしかったんです！（笑）」と大喜びで、「さあみんな、福知事と呼んでくれ」というギャラリーに呼びかけると、観客からは「福知事～！」と熱烈コールが送られた。

そして、イベントの締めくくりには、「私が福知事になったからには、北海道の道民税は無税！　消費税は2％！……と知事に提案しておきます」と“演説”をうった大泉は、同作を鑑賞して口コミを広げて欲しいとファンたちにお願い。「そうすると北海道に観光客が増えることでしょう。経済効果は抜群です。そうすれば、まわりまわって皆さまのふところに返ってくるはずです！　何卒よろしくお願いいたします」と猛アピールした。

その後、札幌シネマフロンティアで完成披露試写会が行われ、約300人の観客が集まり満席となった会場でも、4人は舞台挨拶に登壇した。歌手デビュー後、本格的な演技に初挑戦した安藤は「雨のシーンが過酷で、何度も死んじゃうと思いましたが、三島監督がきめ細やかに演出してくれたおかげで、エリカという人物を演じきれました」と撮影中の苦労を吐露。一方の染谷は、「こんなに清々しい役ができて幸せでした。普段殺したり殺されたりと生死に関わる役が多いのですが、毎日幸せなまま眠りにつけました」と話し、会場の笑いを誘った。

「しあわせのパン」の三島監督と主演の大泉が再タッグを組み、再び北海道を舞台に描いたヒューマンドラマ。空知（そらち）地方でオールロケを行い、アオ（大泉）とロク（染谷）の兄弟が営むワイナリーにやってきた旅人エリカ（安藤）が、兄弟の穏やかな日常に変化をもたらしていく様子を紡ぎ出した。10月4日から北海道で先行公開され、翌週11日から全国で公開。