関東大震災記録映画、日本最古のアニメなどをフィルム上映「発掘された映画たち2014」開催
2014年8月28日 12:30

[映画.com ニュース]東京・京橋の国立近代美術館フィルムセンターが、過去4年間に収集・復元した約1万本の映画のなかから、選りすぐりの作品をフィルム上映する企画「発掘された映画たち2014」の発表会が8月27日、同館で行われた。
今年で9回目となり、希少価値の高い戦前の無声映画をはじめ、現存する日本最古のアニメーション「なまくら刀」(1917)の最長版や、阪東妻三郎の葬儀実況、記録映画、戦前の大阪で活躍したアマチュア映画作家・森紅(もりくれない)作品(東京初公開)を紹介するほか、製作・配給・興行の異なる複数バージョンを持つ日露戦争や関東大震災の記録映画など計14プログラム、全49作品を上映する。
アナログ・デジタル技術を取り入れた復元の成果の発表の場であり、映画ファンにとっても、視聴覚遺産としての映画を保存することの大切さを再認識する機会となる。同館主幹の岡島尚志氏は「とりわけ自国映画を発掘修復したものをお披露目する貴重な機会」と語る。同館研究員の大澤浄氏は、これまで同館既蔵の震災記録映画にはなかった新規映像4作品について解説し「日本の近代化とマスメディアとしての記録映画が交錯した一瞬。未解明の震災記録映画の実態に迫る新たな手掛かりになる」と話した。
「発掘された映画たち2014」は、東京国立近代美術館フィルムセンター大ホールで9月27日から開催。10月12日まで。10月11日には「関東大震災記録映画フィルムの発見 デジタル保存とその活用」と題した特別講演会が行われる。
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