Hey! Say! JUMP山田涼介、実写版「暗殺教室」で映画初主演!
2014年8月27日 05:00
[映画.com ニュース] 「Hey! Say! JUMP」の山田涼介が、松井優征氏の人気漫画を羽住英一郎監督が実写映画化する「暗殺教室」に主演することがわかった。瀧本智行監督作「グラスホッパー」(2015年秋公開)への出演が発表されたばかりの山田が、今作で主演デビューを果たす。
「週刊少年ジャンプ」(集英社刊)で2012年から連載がスタートした原作は、約2年間で累計発行部数1000万部(既刊10巻)を突破した人気コメディ漫画。進学校・椚ヶ丘中学校の落ちこぼれクラス3年E組の生徒たちが、担任教師として現れたタコ型の超生物・殺せんせー(ころせんせー)の暗殺任務を国から託されるという奇想天外な設定が人気を呼んでいる。あの手この手で暗殺を試みる生徒たちは、超高速で回避しては生徒の教育と心の“お手入れ”を忘れない殺せんせーの姿に感化され、徐々にやる気を芽生えさせていく。
山田が演じる主人公・潮田渚は、普段は控えめな性格で目立たないが、殺せんせーの弱点をノートに書き留めるなど情報収集が得意という役どころ。原作を愛読していたそうで、「これをもし実写化する場合どうなるのか…と考えたことがあったのですが、無理だろうなあと思っていました。今回映画化されることにビックリしていたら、そこに自分も出演させていただけると聞いて、さらに驚きを隠せません」と心境を明かす。
フジテレビの上原寿一プロデューサーは、山田の起用について「ミステリアスな魅力とともにチャーミングな笑顔を持ち合わせており、中学生役だが十分にやれると思った。羽住監督も衣装合わせのときに『大丈夫、いけるね!』とおっしゃっていた」と太鼓判を押す。それだけに、山田は「中心人物となる渚という殺しの才能を秘めた、女性のような男性の役をやらせていただくと聞いて不安ではありますが、原作ファンの方にも、まだ原作を読んでいない方にも楽しんでもらえるよう、殺せんせーのもと、授業に臨んで頑張っていきたいです」と語り、意欲的にアクショントレーニングに励んでいる。
全体の半分以上でアクションシーンが用意されているそうで、羽住監督は「原作に込められた大切なメッセージも含め、『暗殺教室』の魅力を余すことなくスクリーンで楽しめるエンタテインメント映画になるよう、スタッフ・キャストと共に全力で挑みます!」と熱を帯びたコメントを寄せている。
また、副担任としてE組に赴任する防衛省臨時特務部所属の烏間惟臣に椎名桔平が扮し、だまし討ちが得意なE組の生徒・赤羽カルマを菅田将暉が演じる。ほか、生徒役として山本舞香(茅野カエデ役)、竹富聖花(中村莉桜役)、優希美青(神崎有希子役)、上原実矩(奥田愛美役)が出演することも発表された。
なお現在、関東近郊の廃校になった小学校跡地にオープンセットを建設中。クランクインは8月31日で、セットでの合宿さながらの撮影を敢行し、10月中旬の撮了を予定。15年3月に全国で公開。