三谷幸喜脚本×野村萬斎主演「オリエント急行殺人事件」をドラマ化!
2014年8月22日 15:50
[映画.com ニュース] フジテレビは、開局55周年特別企画の目玉となる大型スペシャルドラマとして、ミステリーの最高峰と言われるアガサ・クリスティーの「オリエント急行殺人事件」を日本で初めてテレビドラマ化するとともに、三谷幸喜が脚本を担当する「三谷幸喜版『オリエント急行殺人事件』」を、2015年新春に2夜連続で放送すると発表した。
三谷は、「古畑任三郎」以来約15年ぶりに満を持してミステリー作品に臨むことになったうえ、初めて原作ものの映像化に取り組む。さらに、クリスティーとの夢のコラボが実現するだけでなく、民放ドラマ初主演・フジテレビドラマ初出演の狂言師・野村萬斎が主演し、名探偵ポアロ役を演じることも決定した。加えて、容疑者となる面々も、空前の超豪華キャストが実現するという。
原作「オリエント急行殺人事件」(1934年発表)は、真冬の欧州を走る超豪華列車オリエント急行の中で殺人事件が発生し、偶然乗り合わせた名探偵ポアロが捜査に乗り出すというストーリー。三谷は、舞台を昭和初期の日本、昭和モダンが花開いた時代に移して、今までに誰も見たことがない「オリエント急行殺人事件」を作り出す。さらに、2夜連続の放送は、第1夜は原作に忠実に描き、第2夜は犯人側の視点から描くという形で、三谷オリジナルの新たな挑戦がちりばめられた構成となる予定だ。
三谷自身も「“オリエント急行”が日本でテレビドラマになるとは! しかも脚本を僕が書くとは! こんなにすごいことがあるんだろうかと、書き終えた今でも、まだ驚いています」とコメントしている。(文化通信)