海老蔵「喰女」舞台挨拶で孤立無援に怒りの!?公開中止要請
2014年8月20日 20:00

[映画.com ニュース] 歌舞伎俳優・市川海老蔵が企画・主演し、「東海道四谷怪談」をモチーフにしたホラー映画「喰女 クイメ」の完成披露試写会が8月20日、東京・丸の内TOEI1で行われた。海老蔵と共演の柴咲コウ、中西美帆、根岸季衣、三池崇史監督は、メイン劇場となる同館前で打ち水を行い、ヒットを祈願した。
上映前の舞台挨拶は着席しての座談会形式で、海老蔵は「スタッフにもいろんなことがあって、僕も昨日変なことがあったけれど、ゆっくり楽しんで」と、前日に都内の自宅に乗用車が突っ込んできた事故をネタにアピール。柴咲は、「虚実入り乱れた世界を堪能して。お岩という世間でも有名なキャラクターを演じられたことは、私のキャリアとして喜ばしいこと」と笑顔で語った。
「女性は怖い?」という質問を振られた海老蔵は、「あまり思ったことはない。女性はもともと優しいので、問題はこっちにある。僕は悪いことしないから、基本的に」と持論を展開。映画では恋多き俳優・長谷川浩介を演じたが、「浩介くんは非常にだらしない。映画を見た男性は、浩介くんの気持ちがちょっと分かると思うけれど、女性は100%否定するでしょうね」と分析した。
だが役柄が影響したのか、女子高生向けの試写会の感想には「海老蔵、最低的なものがあった」と自ら告白。三池監督に弁解を求めたが、「狙ったわけじゃないけれど、そういう風にしか見えない。ジャッジは見た人にゆだねます」と素知らぬ顔だ。
女優陣からも冷たい目で見られ、援軍を失った海老蔵は「そうなっちゃうんだったら、もう公開をやめましょう」と“企画者権限”で公開中止を要請。締めの挨拶でも、「今日が最後の上映になるかもしれないから、思い出にして。それでも見たいという声があれば公開する、かな?」と苦笑いしながら含みをもたせていた。
「喰女 クイメ」は、舞台「真四谷怪談」のヒロインを務める人気女優が、プレイボーイの恋人を相手役に指名したことをきっかけに、舞台と現実が錯そうし、さまざまな愛憎が入り乱れていく恐怖を描く。8月23日から全国で公開される予定だ。
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