アダム・クーパー「雨に唄えば」完全舞台化に強い自負
2014年7月23日 16:00

[映画.com ニュース] ミュージカル映画の名作「雨に唄えば」を完全舞台化した「THE SINGIN’ IN THE RAIN~雨に唄えば~」の来日公演が、11月にシアターオーブで開幕する。これに先駆け、主演を務めるスーパー・ダンサー、アダム・クーパーが来日し7月23日、都内で会見した。
英国ロイヤル・バレエ団の元プリンシパルで、マシュー・ボーン版「白鳥の湖」のスワン/ストレンジャー役や「リトル・ダンサー」の成長したビリー・エリオット役でブレイクしたクーパーは、本拠地ロンドンの次に日本で公演することに「特別な思いがある」と思いの丈を吐露。「25年もの間、日本で公演を行ってきました。パフォーマーとしては、日本はイギリスに次いで第2の故郷だと思っています。キャリアの早い時期から、公演するたびに日本の観客にキャリアをフォローしてもらってきた。キャリアの変化も受け入れ、ついてきてくれて感謝しています」と熱く語った。
今回上演される舞台版は、ロンドンのウエストエンドで2012年に上演。サイレントからトーキーへと移る時代のハリウッドを舞台にしたバックステージもののコミカルなラブストーリーで、映画ではジーン・ケリーが演じたドン・ロックウッド役をクーパーが演じ、本拠地で大評判をとった作品だ。「ロンドンではあまりにもお客さんたちに喜んでもらえて驚いたほど、大成功を収めました。映画の『雨に唄えば』にとても近く、それでいてモダンなフィーリングのある作品。映画は素晴らしい名作ですし、ジーン・ケリーのすごいパフォーマンスは子どものころから憧れの的でしたが、今回はあえて見直さずに取り組みました。できれば映画から離れ、アダムのドンを見てほしい」と自信のほどをうかがわせた。
いちばんの見どころは、やはり映画でも最高の名シーンであるタイトル曲のシーン。大量の本水を使い、本物の水しぶきをあげて歌い踊るクーパーのパフォーマンスは、楽しさいっぱいだ。このシーンについては、「濡れて、寒い(笑)」と本音をもらしながらも、「楽しい!」とニッコリ。「このシーンはドンが恋をして、その喜びを思いっきり表現するシーン。だから演じていて楽しいんです。ここでは水が上からだけでなく、下からも出てくるようになっていて、舞台がプールのようになる。そこに水の形を作っていくのがまた楽しいんです。前方席の方は濡れるかも(笑)」
ダンサー、振付家、演出家としての顔をもつクーパーだが、ミュージカルの舞台も何度か経験し、歌の才能も証明済み。「ぜひ、この作品を見てミュージカルの楽しさを味わってほしいと思います。歌も多分、それほど悪くない(笑)。きっと幸せな気持ちにさせてくれますから。そしてもしかしたら、濡らしてしまうかも(笑)」とアピール。会見の終わりには、クーパーのファンだというおのののかが登壇し、前日の22日に誕生日を迎えたクーパーに、花束とバースデーケーキをプレゼント。お礼に抱き上げるパフォーマンスも。さらに、抽選で招待された熱心なファンたちとの交流を楽しむなど、人柄の良さをにじませた。
「THE SINGIN’ IN THE RAIN~雨に唄えば~」は11月1~24日、渋谷・東急シアター・オーブで上演される。
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