雪の次は炎!レスキュー隊の熱き活躍を描いたディズニー新作「プレーンズ2」
2014年7月20日 10:45
[映画.com ニュース] ディズニー最新作「プレーンズ2 ファイアー&レスキュー」の公開を前に、ボブス・ガナウェイ監督とプロデューサーのフェレル・バロン氏が来日を果たし、取材に応じた。社会現象を巻き起こした「アナと雪の女王」に続くディズニー長編アニメーションとして大きな注目を浴びるなか、ガナウェイ監督は「僕らの仲間が成し遂げた偉業は、純粋に誇りに思うよ。プレッシャーがないと言えばウソになるけど、自信を持って胸を張れる作品に仕上がった。でも、雪や氷は期待しないで。この映画は森林を焼き尽くす炎が主人公なんだ」と誇らしげだ。
映画は飛行機を主人公に描いたディズニーアニメ「プレーンズ」の続編。前作で夢にまで見た世界一周レースの覇者となった農薬散布機のダスティは、故障をきっかけに、レーサーの道を断念。レスキュー隊に入隊し、新たな可能性を模索する。一種の冒険ファンタジーだった前作とは打って変わって、迫力あふれる炎と、それに立ち向かうレスキュー隊との息詰まる攻防を描いた本作は、実写顔負けのディザスター映画として高い完成度を誇っている。
「炎はアニメーターにとっても、やっかいな“悪役”だよ。すべてを煙に包み、灰にしてしまうのはもちろん、風に乗れば飛び火もする。炎そのものに加えて、木々の燃え方や消火した際の地表の蒸気、熱風による針葉樹の揺れ方など、森林火災を取り巻くすべての自然現象をリアルに表現しなければ、ストーリーは成立しないからね。消火剤投下のスピードや高度、落とす位置とその効果も徹底的に研究した」(ガナウェイ監督)。
アメリカでは年間5万件もの山火事が発生しているといい、製作のバロン氏は「日夜、勇敢に炎と戦う消防士たちにこの作品を捧げているんだ」と語る。現役消防士への徹底したリサーチが物語に確かな説得力を与えている点も、本作の大きな強みだ。「ボブスをはじめ、ストーリー担当のチームが、まず行うのが現場でのリサーチだ。彼らは机上で『次回作はどんな話にしようかな』なんて話し合うことはしないんだ」(バロン氏)。
世界チャンピオンとしてのプライドと慢心を抱えたダスティが、仲間たちとの命がけの消火活動を通して学ぶのは、チームプレイの大切さ。本作を製作するディズニートゥーン・スタジオをはじめ、「アナ雪」を生んだウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ、新作が待たれるピクサー・アニメーション・スタジオが、作品づくりにおいて最も大切にしている精神である。
「特にディズニートゥーン・スタジオには、さまざまなキャリアをもったクリエーターが集まっていて、大きな強みになっている。例えば、僕と一緒に『ティンカー・ベルと輝く羽の秘密』を監督したペギー・ホームズは、元振付師なんだ。彼女の経験や知識は、ティンカー・ベルの動きに生かされている。3つあるディズニーのスタジオ間も風通しが良く、クリエイティブな意見交換が活発に行われているよ」(ガナウェイ監督)。
「僕が気に入っているのは、ダスティの“第二の人生”に着目している点だね。実際、かつての軍用機や輸送機が、レスキュー隊で活躍している事実があるから、理にかなっているし、第二の人生というテーマは人間生きていれば、誰しも向き合うものだからね。ディズニートゥーン・スタジオを“スピンオフ専門の三番手”と思う人も多いだろうけど、『カーズ』から派生した『プレーンズ』、そして『プレーンズ2 ファイアー&レスキュー』で、僕らならではの可能性がグッと飛躍したと自負しているよ。そう、ダスティのようにね」(バロン氏)。雪をも溶かす熱きレスキューたちの活躍に、この夏、子どもも大人も手に汗握るはずだ。
「プレーンズ2 ファイアー&レスキュー」は、7月19日から全国で公開。
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