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ランディ・ムーア監督、“夢の国”での過酷なゲリラ撮影を振り返る

2014年7月17日 21:40

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デーブ・スペクターとランディ・ムーア監督(右)
デーブ・スペクターとランディ・ムーア監督(右)

[映画.com ニュース] 米ディズニーパーク内で無許可で撮影された問題作「エスケイプ・フロム・トゥモロー」の公開記念イベントが7月17日、都内で行われ、タレントのデーブ・スペクター、同パークを知り尽くすメディア研究者で関東学院大学教授の新井克弥氏らが出席。メガホンをとったランディ・ムーア監督もサプライズで駆けつけ、映画撮影の裏話で大盛り上がりした。

“夢の国”と称される某有名テーマパークを訪れた冴えない中年男の一家が、黒いプリンセスによって幻想の世界に迷い込んでいく姿を描いたダークファンタジー。

スペクターは、「一眼レフカメラやICレコーダーを使って隠れながら撮影したそうで、日本製機材があったからこそ実現した企画。変わった映画だけど新しい映像の手法に注目」とアピール。厳しい状況下での撮影ストレスで痩せてしまったというムーア監督は、「夏休みの設定なのに、ハロウィーンやクリスマスのデコレーションが始まってしまったので翌年まで待ったシーンもある。もちろん照明機材は持ち込めないので、光は太陽に頼るしかなかった」と過酷なゲリラ撮影を振り返った。

新井氏は、「ディズニーの“虎の威を借る狐”と思わないでほしい。ムーア監督はとてもウォルト・ディズニーの精神性をリスペクトしていて、映画のテーマはイマジネーション。ウォルト・ディズニーのクリエーションと主人公のデリュージョン(妄想)の対決。真のディズニー通ならニンマリすること間違いなし」と太鼓判を押した。

エスケイプ・フロム・トゥモロー」は7月19日より公開。

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