「山梨に恩返しできれば」レミオロメン藤巻「太陽の坐る場所」完成報告会にサプライズ登場
2014年7月6日 17:30

[映画.com ニュース]山梨放送開局60周年を記念し、直木賞作家・辻村深月氏の小説を矢崎仁司監督が水川あさみ主演で映画化する「太陽の坐る場所」の完成報告会が、7月5日甲府市内で行われ、古泉葵と吉田まどか、矢崎仁司監督が出席。サプライズゲストとして、主題歌を担当したレミオロメンの藤巻亮太が書き下ろし最新曲「アメンボ」を披露し、会場は大盛り上がりを見せた。
藤巻は「監督や原作者の辻村さん同様、山梨出身ということで声をかけていただいて本当にうれしく思っています。30代になって、故郷である山梨に何か恩返しできれば……という思いが強くなっていたのでこの映画に参加できたことがとてもうれしい」と喜びを語り、「アメンボ」完成までのいきさつを「実は、編集中の監督の元に何度かお邪魔していて。監督の思いを参考にさせていただいています。それに、山梨の風景もイメージしながら曲を作り上げていきました」と明かした。
主人公の響子(水川)と木村文乃扮する今日子の高校時代を演じた古泉と吉田は、300人を超えるオーディションで選ばれた。矢崎監督は「選ばれた、というより出会ったと言いたいです。順番待ちをしている姿を見て、あ、響子ちゃんだ!とか今日子ちゃんがいた!と思ったほど。10年後の2人のキョウコを演じた水川さん、木村さんにビジュアル的に似ているというのもあったけど、それ以上の何かを感じました」と若手女優二人の起用について明かす。
この日、古泉と吉田は劇中衣装の学生服姿で登場し、「水川さんのイメージに合うように。撮影に合わせて前髪を切って形から入りました(笑)。今までにも水川さんの作品はたくさん見ていたので、映像から研究しました」(古泉)、「最初の本読みの時に、木村さんが目の前に座っていて。ずーっと観察して癖やしゃべり方など盗もうと見続けていました。撮影中も木村さんの顔が必ず頭の片隅にありました」(吉田)と役作りについて語る。
ふたりの話を聞いた矢崎監督は「こんなに勉強していたなんて知らなかったな(笑)」と驚いた様子で、「撮影中は、とにかく今の彼女たちの姿を映しとりたい、とひたすら思っていたので演出なども特にしていません。本当に勘のいい子たちです」と撮影を振り返った。
映画は高校卒業から10年目の同窓会でかつての同級生と再会する主人公響子の交錯する思いが描かれた原作に矢崎監督がほれ込み、自らが脚本も担当。共演に三浦貴大、森カンナ、鶴見辰吾らが顔をそろえ、矢崎監督の豊かな心理描写と細やかな演出で物語をつむぎ出す。
「太陽の坐る場所」は10月4日有楽町スバル座ほか全国公開。山梨では9月27日から先行公開される。
(C)2014「太陽の坐る場所」製作委員会
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