イーストウッド監督作「ジャージー・ボーイズ」ヒット曲でつづる予告編公開
2014年7月3日 12:00

[映画.com ニュース] 巨匠クリント・イーストウッド監督が大人気ブロードウェイミュージカルを題材に撮りあげた新作「ジャージー・ボーイズ」の予告編が、このほど公開された。
トニー賞でミュージカル作品賞を含む4冠を達成した原作は、1960年代に世界的な人気を誇った伝説の米ポップスグループ「ザ・フォー・シーズンズ」の実話をもとにした作品。「許されざる者(1992)」「ミリオンダラー・ベイビー」で2度のアカデミー賞監督賞に輝いたイーストウッド監督が、米ニュージャージー州の貧しい地区出身の4人の若者“ジャージー・ボーイズ”の友情と裏切り、栄光と挫折のストーリーを数々のヒットナンバーとともに描き出す。
このほど公開された予告編には、「シェリー(Sherry)」「君の瞳に恋してる(Can't Take My Eyes Off You)」「愛はまぼろし(Who Loves You)」といった名曲がちりばめられた。成功から一番遠い場所にいた4人の若者たちが音楽の力で成長し、固い絆によって絶望の淵からはい上がる様子が描かれ、歌声と希望に満ちあふれた映像になっている。
昔からザ・フォー・シーズンズの音楽が好きだったというイーストウッド監督が興味を持ったのは、「最高の環境で育ったとは決して言えない、半分不良みたいな若者たちがどうやって成功したのか」ということ。さらに、「この映画を見終わった人々は、きっと歌を口ずさみながら映画館から出てくる。それだけでなく、彼らの歌がどこから生まれたかという背景を楽しみながら知ってほしいし、そのレガシーが今でもしっかり伝わってくる4人の若者のことを覚えていてほしいね」と作品に込めた思いを明かした。
ブロードウェイ版でバンドのリード・ボーカルのフランキー役を演じ、トニー賞ミュージカル主演男優賞に輝いたジョン・ロイド・ヤングを中心に、エリック・バーゲン、マイケル・ロメンダ、ビンセント・ピアッツァが映画版ジャージー・ボーイズとして見事なハーモニーを奏でる。オスカー俳優クリストファー・ウォーケン(「ディア・ハンター」)がマフィアのボス、ジプ・デカルロ役で共演。製作総指揮には、フォー・シーズンズのメンバー、フランキー・バリとボブ・ゴーディオ本人が名を連ねている。
「ジャージー・ボーイズ」は、9月27日から東京・丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国で公開。
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