各国映画祭で注目の坂本あゆみ監督デビュー作、不穏な予告&ポスター公開
2014年7月3日 18:20

[映画.com ニュース] 第64回ベルリン国際映画祭フォーラム部門で国際批評家連盟賞(FIPRESCI)を受賞した、新鋭・坂本あゆみ監督のデビュー作「FORMA」の予告編、新ポスタービジュアルが公開された。“ミヒャエル・ハネケのような存在が現れた”と注目を集めている坂本監督が、憎しみの連鎖が生む悲劇を通して、心の闇をあぶりだす。
ベルリン国際映画祭をはじめ、第26回東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門で作品賞、第38回香港国際映画祭ヤングシネマコンペティション部門でスペシャルメンションに輝くなど、高い評価を獲得したヒューマンサスペンス。
同級生だった保坂由香里と金城綾子は、9年ぶりに再会。由香里は綾子の誘いを受け同じ会社に勤めるが、綾子から冷たくあしらわれるようになり、精神的に追い詰められていく。予告編の黒い画面に浮かび上がる「145分のアンチテーゼ。」という言葉。親しげに会話していたふたりの女性が、次第に内に秘めた憎しみをぶつけ合い、歯車が狂っていく様を淡々とした映像でとらえた。
ポスタービジュアルは、予告編で幾度となく登場した段ボールと闇を思わせる穴にフォーカスし、本作に漂う不穏な空気を表現。タイトルロゴの文字「A」には、小さく「フォルマ」と刻まれ、「固定観念に捕われる事なく、ただただ私達の信念に基づき創りました。作品の根底には幾重にも折り重なった何かがあります。それはとても謙虚に佇んでいるので、見つけるのが大変かもしれません。とっても不親切な映画です。でもきっとそれを見つけたら、深く爪痕を残すと思います」という坂本監督のこだわりが込められている。
「FORMA」は、8月16日から全国で公開。
(C)kukuru inc.
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