人気ホラーゲーム原作「青鬼」場面写真一挙公開 実写化された青鬼は賛否両論?
2014年7月3日 17:30
原作は、洋館に閉じ込められた主人公が、神出鬼没の青鬼から逃れつつ、仕掛けられた謎を解いて脱出を試みるホラーゲーム。ニコニコ動画やYouTubeに掲載された実況プレイ動画が総計5000万回以上再生されるなど、ネット上で広く人気を博している。
映画では、青鬼をCGで再現。「GANTZ PERFECT ANSWER」や「バイオハザード ダムネーション」などを担当した、日本屈指のVFXスタジオであるデジタル・フロンティアが、その技術力をもって青鬼をはじめとした作品を支える恐怖の世界観を構築している。
原作ゲームでは2Dで描かれている青鬼を実写化するにあたり、CGスタッフは色合いやデザイン、表情などに苦心。CGディレクターの土井淳氏は、「オリジナルのデザインは頭が大きく、目も大きい。そして身長も3メートルほどあります。こんな奴から逃げられるのかと思わせるような風貌をしています。それを映画用に、角度によってはカッコ良くも見え、不気味にも見える、そして可愛いらしさも備えたクリーチャーに仕上げました」と説明。一度見ただけで恐怖を抱かせるよう、獣の目のようないびつな虹彩をもった瞳にするなど、細部までこだわりが反映されている。
また土井氏は、青鬼の表情が「一番賛否両論を呼ぶところだと思う」とも言う。原作ゲームでは無表情にたたずんでいることが多い青鬼が、映画では猛々しく、さまざまな表情を見せるようになっている。これについて土井氏は、「猛烈に狂った感じで、ただひたすらに人を追いかけ、食い尽くす、そんな不気味で凶暴なキャラクターになるように、笑ったり雄叫びをあげたり、表情豊かに仕上げました。人によっては、怖くも感じるし、面白くも感じでもらえる、ジャパニーズホラーの殻を破ったキャラクターに仕上がったのかなと思います」と話している。
「青鬼」は7月5日から全国公開。