都会で生きる作家の虚無感を切り取った「グレート・ビューティー」予告
2014年6月25日 16:35
[映画.com ニュース]第86回アカデミー賞外国語映画賞を受賞したパオロ・ソレンティーノ監督の最新作「グレート・ビューティー 追憶のローマ」の予告編が公開された。
ソレンティーノ作品常連のトニ・セルビッロ演じる、ローマ在住の初老の作家ジェップが主人公。たった1作で巨万の富を得たジェップは、自宅にセレブを集めたパーティーに明け暮れていたが、初恋の女性の死から人生を見つめなおし、「偉大な美」を求めてローマの街をさまよいながら筆を折っていた作家活動を再開しようと決意する。
フェデリコ・フェリーニ監督の「甘い生活」を彷彿(ほうふつ)させる作風と高い完成度で現代イタリア映画の最高傑作と絶賛され、「ライフ・イズ・ビューティフル」以来、イタリア映画としては15年ぶりとなるアカデミー賞外国映画賞受賞を果たした。
予告編は狂乱のパーティーシーンの中、「私はもう新作が書けないのか」という作家の心の声を拾う。編集者から「本来の力を発揮していない」と指摘され、デート相手からも小説を書かない理由を追及されるジェップは、忘れることのできない初恋の相手エリーザの訃報を知り、若き日の恋人との美しい思い出を回想する。過去と現在のジェップの姿ともに、朝焼け、夕暮れ、夜の闇に浮かび上がるローマの様々な表情を映し出す。
「グレート・ビューティー 追憶のローマ」は、8月23日Bunkamuraル・シネマほか全国順次公開。
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