宝田明、60年前の「ゴジラ」第1作撮影秘話を告白
2014年6月7日 14:45

[映画.com ニュース]今年生誕60周年を迎えたゴジラの記念すべき第1作「ゴジラ」(1954)のデジタルリマスター版が6月7日に公開を迎え、当時20歳で本作に主演した宝田明が舞台挨拶に登壇。60年前の思い出を語った。
東宝ニューフェイス第6期生の宝田はこの4月で傘寿(80歳)を迎えたが“還暦”のゴジラを「最強の同期生」と語る。第1作公開からの60年を「あっという間だった」と振り返り「仲間はだいぶ、遠く過ぎ去ってしまったけど、私にとっては記念すべき作品です」としみじみと語った。
出演が決まった時、撮影所の所長からは「宝田、やらせてやるから遅刻するなよ。セリフをちゃんと覚えてこいよ」と発破をかけられたそう。「撮影初日に『新人の主役の宝田明です』と挨拶したら、照明の親方から『バカヤロー、主役はゴジラだ!』と言われましたね(笑)」と懐かしそうに明かした。
当時は撮影所には冷房もなく、夏の厳しい暑さの中での撮影は苦労の連続だった。「よくあの暑い中を撮影したもんだね。山のシーンも何度も登って下りて……。船の上のシーンの潜水服も暑くて重くて、夜間から水をガブガブ飲んだもんです」と次々と当時のエピソードを語り、劇場に詰めかけたオールドファンを喜ばせた。
この日は、7月公開のハリウッド版「GODZILLA ゴジラ」のメガホンを握ったギャレス・エドワーズ監督も駆けつけ、宝田に花束を手渡した。第1作へのオマージュの思いを込めて「GODZILLA ゴジラ」を作ったという監督は「最近のアメリカやイギリスの映画はファンタジーにそれ以外の意味やメッセージを込めた作品を作っており、それを自分たちが発明したように思っているけど、実は60年前に東宝の『ゴジラ』がやっていたことです」と第1作への敬意を語る。さらに「世界中で(ハリウッド版は)ヒットしたとしても、日本でヒットしなければ意味がないと思ってます」と強い思いを口にした。
宝田は「もし次に出させてもらえるなら、唯一、ゴジラとアイコンタクトで意思疎通できる役がいいね。日本の近くにも“○〇ドン”とかいう武器を作っている国があるから、『ちょっと行って、基地を踏みつぶしてこい』って言ったら北の方に向かうかも(笑)。冗談ですけど」と常に時代への比喩や警鐘を含んだ『ゴジラ』シリーズのメンバーらしいユーモアたっぷりの発言で笑いを誘っていた。
「ゴジラ」デジタルリマスター版は公開中。ハリウッド版『GODZILLA ゴジラ」は7月24日より公開。
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