ブラッド・ピット、お騒がせレポーターによる襲撃事件の一部始終を語る
2014年6月4日 16:30
[映画.com ニュース] 俳優のブラッド・ピットが、パートナーのアンジェリーナ・ジョリーが主演する「マレフィセント」のワールドプレミアでウクライナ人の元レポーター、ビタリ・セディウクに襲撃された事件の全容を語った。
5月28日夜(現地時間)、米ハリウッドのエル・キャピタン劇場で開催されたイベントにジョリーと6人の子どもたちと参加したピット。「サインの列がもうすぐ終わるっていうときに、誰かがフェンスを越えてステージダイブみたいに飛び込んでくるのがチラッと見えた」と述懐する。
「僕は一歩下がったけど、その男は僕のジャケットのえりにしがみついてきた。見ると、そいつが僕の股間に顔をうずめようとしていたから後頭部を2回叩いたんだ。手加減はしたけど、けっこう強く叩いたから、やつは離れたよ」といい、彼は警備員に押さえ込まれたときに、何かにつかまろうと手を伸ばし、僕のサングラスをつかんだんだと思う」と説明。事件直後、セディウクはピットを殴ったと報じられていたが、事実とは少し違ったようだ。
セディウクは軽微の傷害罪で現行犯逮捕され、警察署に連行。ピットにけがはなく、その後も待ち続けていたファンたちにサインを続けた。「この男が今後もこうした行動を続けるなら、みんな人ごみに近づけなくなるし、サインや写真を撮るために徹夜で待ってるファンも不愉快になるよね」と、ファンを気遣いながらセディウクの迷惑行為をたしなめた。
現在25歳のセディウクはお騒がせレポーターとして知られ、過去にもレッドカーペットに乱入しレオナルド・ディカプリオやブラッドリー・クーパーの股間に顔を近づけたり、ウィル・スミスにキスを迫ったりしており、先日のカンヌ国際映画祭でも女優アメリカ・フェレーラのドレスの裾に頭を突っ込んで、ひんしゅくを買っていた。ピットは、「今度、女性のドレスの中を覗き見しようとしたら、踏みつけられることになるよ。当たり前だけど」ともコメントしている。
セディウクの弁護士によれば、本人はイタズラを仕掛けることは計画していなかったが、ピットを見たときにジョリーを嫉妬させてやろうと思いつき行動したと話しているようだ。今回の事件を受けセディウクには、授賞式やエンタテインメント関連のイベント、レッドカーペットの開催場所から500ヤード(約457メートル)以内への接近禁止が言い渡されたほか、200ドル(約2万円)の罰金と20日間の地域奉仕、36カ月の保護観察、1年にわたり週に1回の精神科カウンセリングを受診することなどが科せられた。
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