堂珍嘉邦、マルチな表現者・辻仁成に共鳴「同じレールを走っている」
2014年5月16日 16:00

[映画.com ニュース]人気デュオ「CHEMISTRY」の活動を休止し、現在はソロアーティストとして歩む堂珍嘉邦が、辻仁成が脚本・監督を手がける新作「醒めながら見る夢」で初の映画主演を務め、辻監督の作詞・作曲による主題歌を歌っている。ミュージシャン、そして“表現者”としてマルチな才能を発揮する辻監督に対し、堂珍は「先輩として尊敬しているし、クリエーターという意味では同じレールの上を走っている感覚がある。小説書いて、メガホン握って、ライブやって……。最高に恰好いいじゃないですか」と深く共鳴する。
2011年に堂珍が主演した同名舞台を、堂珍×辻の再タッグで映画化。舞台を京都に移し、人気演出家の優児(堂珍)が、元看板女優との結婚生活を通して、真実の愛を求めてさまよう姿が抒情的な映像でつづられる。「役作りそのものは、舞台も映画も変わらないですね。ただ、作品のトーンがかなり違うので、よりストイックな姿勢で臨んだつもり。愛あふれる現場だったから、こちらもミスできないという心地よい緊張感がありました」(堂珍)。
映画出演は玉木宏と共演した「真夏のオリオン」(09)以来2度目。俳優業に対して「今は何でも吸収したい」と意欲を見せる反面、「あくまで、音楽という軸があってのお芝居。シフトチェンジというわけではないんです」と一定の距離感を保っている。
「ミュージシャンとしてスポットライトを浴びてきた人間なので、自分の殻を破り、こだわりを捨てるのは難しいこと。それでも歳を重ねながら、自分がよりナチュラルで素直になっているから、その変化がうまく俳優業とかみ合えばいいですね。要は表現者として、いい現場、いい作品に出会いたいという気持ち」(堂珍)。
そんな熱意を受け止めるのが、言うまでもなく辻監督の存在だ。堂珍は「舞台から映画という流れのなかで、辻さんと僕の間にも師弟関係のようなものが生まれ、より信頼感が深まっている。今回の撮影では『このシーンは、こういう芝居をしたい』と僕発信で伝えられるようになりましたし」とリスペクトを惜しまない。
今年3月にはセカンドソロアルバム「Bronze Caravan」を発表し、バンドスタイルで全国ツアーを敢行し、新たなファン層を開拓しつつある。「いい流れが生まれつつありますね。だからこそ、音楽的にも気持ち的にもスタミナ切れしないのが第一。2回目の音楽人生がスタートした今、強い意志と突破力をもち続けたい」(堂珍)。9月には出演作「柘榴坂の仇討」(中井貴一主演)の公開も控えている。
「醒めながら見る夢」は5月17日から全国で公開。
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