山田孝之、新たな代表作に手応え「数を重ねるごとにウシジマになれた」
2014年5月9日 20:20
[映画.com ニュース] 真鍋昌平氏の人気漫画を山田孝之主演で実写化した劇場版第2弾「闇金ウシジマくん Part2」の報知映画賞・特選試写会が5月9日、都内で行われ、山田をはじめ、共演のやべきょうすけ、山口雅俊監督が舞台挨拶に立った。
まっとうな金融機関に見放された債務者に対し、法外な金利で金を貸す闇金業者「カウカウファイナンス」の社長ウシジマこと丑嶋馨(山田)を中心に、ライバルの闇金業者、ヤンキー、暴走族、ホスト、風俗嬢ら、金にとりつかれた人々の人間模様を疾走感たっぷりに描き出す。
数々の映画で主演を務めてきた山田だが、「俳優として芝居をするということは全部の作品で一緒だけど、『ウシジマ』はキャラクターの作り方や注意すべきことが他の作品と全く違う。数を重ねるごとにウシジマになっていけたので、最後まで磨き上げていく作業ができた」と新たな代表作に感慨もひとしお。ウシジマの右腕・柄崎役のやべも、「結構しんどいけれど、他では体験したことがないような特殊な現場。山口組だからこそのウシジマだった」とチームの一体感を感じさせた。
深夜ドラマ時代からシリーズを支えてきた山口監督は、「この原作をまさか実写化するとは思っていなかったと思う。綾野剛、菅田将暉、窪田正孝、柳楽優弥ら若い役者たちが山田君と共演し、『ウシジマ』に挑戦したいという思いがあったからシリーズが続いてきたのだと思う」と若手キャストのガッツに感謝していた。
最後に山田は、「笑えるところもあるけれど、見たくないなってイヤな気持ちになるところもたくさんある。もちろんフィクションだけど、アイアンマンに比べればリアルなこと(笑)。目を背けることは簡単だけど、そういうところもしっかり見て、色んなことを感じてもらえるとうれしい」と熱く語った。
「闇金ウシジマくん Part2」は5月16日から全国公開。
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