海外ツアーに密着した中野裕之監督、ワンオクは「バカ格好いいロックバンド」
2014年5月9日 14:30

[映画.com ニュース]人気ロックバンド「ONE OK ROCK」に密着した初の本格ドキュメンタリー「FOOL COOL ROCK! ONE OK ROCK DOCUMENTARY FILM」の日本最速プレミア先行上映が5月8日、東京・TOHO 六本木ヒルズで行われ、中野裕之監督、司会を務めた映画・音楽ジャーナリストの宇野維正氏が、バンドの魅力を語った。
ボーカルのTaka、ギターのToru、ベースのRyota、ドラムのTomoyaからなるロックバンドで、エモーショナルな楽曲と圧倒的なライブパフォーマンスで支持を得ている。本作では、昨年10月から1カ月半にわたり、11カ国12公演を敢行したアジア&ヨーロッパツアー“Who are you?? Whou are we??”を追い、世界に踏み出した4人の姿をとらえた。
中野監督は、バンドメンバーと濃密な時間を過ごし「Takaちゃんはかわいいんですよね。かわいいけれど、作詞しているときとかはバリアがあるんです。RyotaやTomoyaはふわふわしていて(笑)。Toruちゃんはあんな感じで格好いい」と話し、「漫画がアニメになり、実写化されることはよくあるけれど、ワンオク(ONE OK ROCKの略)はその逆。実写だけれどコミックみたいな人たち」と独特の表現で語る。
会場に詰めかけたファンから「ワンオクを一言で言うと?」と問われると、「バカ格好いいロックバンド。見ていて楽しい、動きが激しいロックバンド」と熱を込め、海外でのCD流通がないにもかかわらず、ライブでは海外ファンも日本語での合唱となったことを振り返った。また、英ロンドン公演に参加していたというリトアニアのファンから、「ヨーローッパの情熱を伝えてくれて感謝しています。そのままの気持ちが映っていたのですごくうれしい」と感謝を伝えられると、笑顔をのぞかせた。
この日、会場は満席。メンバーは舞台挨拶欠席となったが、中野監督は「メンバーに舞台挨拶の模様を見せてあげたい」と持参したカメラで客席を撮影した。観客とともに、劇中の一場面を再現し、「私たちはワンオクが大好きです」というファンの歓声と映画さながらの熱気を収めていた。
「FOOL COOL ROCK! ONE OK ROCK DOCUMENTARY FILM」は、5月16日から3週間限定で公開。
フォトギャラリー
FOOL COOL ROCK! ONE OK ROCK DOCUMENTARY FILM
劇場公開日 2014年5月16日
上映時間 103分 (G)
評価・レビュー (4件)
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