「グランド・ブダペスト・ホテル」石川三千花がウェス・アンダーソンのセンスをべた褒め
2014年5月8日 12:50

[映画.com ニュース]ウェス・アンダーソン監督の最新作「グランド・ブダペスト・ホテル」無料上映会が5月7日TOHOシネマズ日本橋で開催され、イラストレーターの石川三千花氏と、ジャーナリストの萩原麻理氏が上映後にトークショーを行った。
ヨーロッパ随一の高級ホテル「グランド・ブダペスト・ホテル」伝説のコンシェルジュとして知られるグスタヴ・Hが、顧客のマダムDの殺害事件に巻き込まれ、ホテルの威信を守るため、若きベルボーイのゼロ・ムスタファを伴い、ヨーロッパを駆けめぐる。グスタヴ・Hを演じるレイフ・ファインズを筆頭に、エイドリアン・ブロディ、ウィレム・デフォー、ハーベイ・カイテル、ジュード・ロウ、ビル・マーレイ、ティルダ・スウィントンら豪華キャストが結集した。
今回で3回目の鑑賞だという石川氏は、「見るシーンすべてがおしゃれ。見るごとにどんどん好きになる。ファッションから何からこだわっていて、アイテムひとつひとつがおしゃれなだけでなく、意味を持っている」といい、「ティム・バートンも好きだけど、彼はどちらかというとアートの方向。でもウェスは私たちと同じレベルで、ファッション雑誌のようなおしゃれさを見せてくれる」とアンダーソン監督の美的センスをべた褒め。萩原氏は「アメリカ人がヨーロッパに行って感じた面白さとかわいさを取り入れている。消えていく世界に対するノスタルジーが感じられる」と分析した。
美術面だけでなく人物設定のこだわりにも触れ、「グスタヴはヨーロッパの高慢ちきな嫌なやつではなくて、人情味のあるキャラクター。多面的な面白さがある。グスタヴとゼロのふたりの関係にほろりときた」(石川)、「ウィレム・デフォーのスキーシーンなど、ヨーロッパならではのミニチュアストップモーション・アニメーションが見どころ」(萩原)と、それぞれのお気に入りの場面を挙げた。
「グランド・ブダペスト・ホテル」は6月6日全国公開。
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