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「オー!ファーザー」ロケ地凱旋試写で、岡田将生“笑撃”のスキップに会場騒然

2014年5月5日 19:21

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藤井道人監督(右)の母校を訪れた (左から)宮川大輔、岡田将生、忽那汐里
藤井道人監督(右)の母校を訪れた (左から)宮川大輔、岡田将生、忽那汐里

[映画.com ニュース] 人気作家・伊坂幸太郎のベストセラー小説を映画化した「オー!ファーザー」の中高生親子試写会が5月5日、ロケに使われ藤井道人監督の母校でもある東京・大田区の立正大付高で行われた。

初の長編劇映画を引っ提げ凱旋した藤井監督は、「映画監督を夢見て高校生活を送ったところに帰ってくることができて光栄。幸せなことです」と感慨深げ。実際に通ったのは別の場所にある校舎だが、「すごくきれいになっていて、ロケの時も多くの人が協力してくれた。いい先生たちに恵まれました」と振り返った。

その後は観賞した生徒たちからの質問を受ける流れだったが、ここで「ちょっと、ちょっとちょっと」というお笑いコンビ「ザ・たっち」のような音声が割り込み、主演の岡田将生忽那汐里宮川大輔がサプライズで登場。客席は当然のように大騒ぎになり、宮川が「岡田くんが、ベタな入り方をしてすいません」とちゃかすと、より一層の歓声が沸き起こった。

声の主は岡田だったが、「ちょっとちょっとを言えて、おおいに満足です」となぜか誇らしげ。約1年前にも訪れた試写会場を見渡し、「ここでスタッフ、キャストの集合写真も撮ったし、もう1年もたったんだって感じ。いろいろとお世話になった所に帰ってこられて良かった」と笑顔で話した。

あらためて質問コーナーとなり、高校3年の男子生徒が「できれば、岡田さんにスキップを見せてほしい」とリクエスト。劇中には出てこないシーンのため、岡田は「なんで知ってんの?」ときょとんとした表情。実は藤井監督が、岡田の登壇前に「忽那さんがアドリブでスキップをしたら、岡田くんも急に始めたんだけれど、それが下手すぎて…。かわいいんですよ。リズムにも何も乗っていない感じが」と舞台裏を暴露していたためだ。

そんなムチャぶりを受け、宮川にあおられながら挑戦した岡田のスキップは想像以上のぎこちなさで、会場からはどよめきが起こるほど。岡田は「もういい。僕はスキップできません」と開き直り気味だったが、同作への出演を直訴したことを明かし「やっと完成して見ていただけるのは楽しみでもあるし不安もある。でも、皆で一生懸命作ったサスペンス・コメディ。思い入れもあるし、ちょっと違う家族の形を見てもらいたい」と作品の出来には自信のほどをうかがわせていた。

オー!ファーザー」は、4人の父親を持つ“フツー”の高校生・由紀夫(岡田)が、連れていかれたカジノでカバンのすり替えを目撃したことから、さまざまなトラブルに巻き込まれていく姿を描く。5月24日から全国で公開される。

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