阿部寛、喜色満面の「テルマエII」初日 第2回日本一濃い顔No.1の称号も
2014年4月26日 13:36
[映画.com ニュース] 阿部寛が主演する大ヒットコメディ映画の続編「テルマエ・ロマエII」が4月26日、全国434スクリーンで公開された。阿部は、共演の上戸彩、北村一輝、宍戸開、武内英樹監督、原作者のヤマザキマリ氏とともに、東京・有楽町のTOHOシネマズ日劇2で舞台挨拶に立った。
阿部は、「前作があれほど多くの方々に見ていただけるとは想像していなかった。“2”は皆さんにおかえしするつもりで作りました」と満面の笑みを浮かべた。すると上戸が「今日は北村のおっちゃんがいるので、阿部さんの目がキラキラして、さっきから裏でバトルっているんです」と客席に報告。北村も、「素敵なスピーチを用意してきたのに、阿部さんが『おまえ、オレのお尻のことを言えよ』と強要された」とぼやいてみせた。
興行収入約59億8000万円を記録した前作が封切られた2012年4月28日の初日挨拶では、“濃い顔”の面々が古代ローマ人を演じるという、ユニークなキャスティングにちなみ、約650人の観客に判定を委ねる「日本一濃い顔選手権」が開催され、北村が“初代王者”の栄冠を手にした。この日は、観客の要望により急きょ第2回が行われ、僅差で阿部がNo.1の称号を獲得。北村は「これが正しい」と納得顔で、一方の阿部は苦笑いしきりだった。
また、同作のプロモーション活動で使っていた「4.26(よい風呂の日)公開」を日本記念日協会が認定し、「『テルマエ・ロマエ』よい風呂の日」として正式登録されたことが発表された。「意味がわからない」(阿部)、「社会現象ですねえ」(上戸)、「毎年思い出してもらえますね」(北村)など、思い思いの言葉で喜びをあらわにしていた。
今作は、ヤマザキ氏の人気コミックを実写映画化した大ヒットコメディ「テルマエ・ロマエ」の続編。新たなテルマエ(浴場)作りに頭を悩ませる古代ローマの浴場設計士ルシウスは、再び現代日本へタイムスリップし真実と再会するが、やがてローマ帝国内部の権力争いに巻き込まれていく姿を描く。