財津和夫、ボヘミアンな生き方にあこがれ「今からでもやりたい」
2014年4月24日 12:50
[映画.com ニュース] ミュージシャンの財津和夫が4月23日、ボブ・ディランが敬愛した伝説のフォークシンガー、デイブ・バン・ロンクの回想録をもとにした映画「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌」のトークイベントに、音楽評論家でラジオDJのピーター・バラカンとともに出席した。
「ファーゴ」「ノーカントリー」のコーエン兄弟最新作で、第66回カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞した。1960年代のニューヨークを舞台に、無一文の売れない若手フォークシンガーのルーウィンが、冴えない日々を過ごしながらも何とか音楽にしがみついて生きる姿を描き出す。
「オー・ブラザー!」「クレイジー・ハート」のT=ボーン・バーネットが音楽を手がけ、ルーウィン役のオスカー・アイザックも劇中で美しい歌声を披露している。財津は、「僕もヒットさせようと思う曲はイメージとは違う曲で、そのギャップに悩んだ。ヒットはしたい。お金は欲しい。歌は歌いたい。その三つ巴でどこから何を始めたらいいか分からない。何度も立ち止まった」と当時を述懐し、主人公の姿に自身を重ね合わせた。
コーエン兄弟のファンだという財津は、「彼らの映画は分からないところもあるけれど、分からなくてもいいんだよと伝わってくるものがあって、波長が合う」といい、バラカンも「コーエン兄弟の映画はどこかひねくれいて、洒落たところがある。そのユーモアが好き」と意気投合。また財津は、ヒロインの「キャリー・マリガンにも注目。彼女が歌うなんてビックリしたし、放送禁止用語も炸裂。かわいいなと思っていたけど、また好きになった」と意外なタイプを明かした。
そして、「ギター1本持って、旅をしながら好きな時に歌を歌う。そういうボヘミアンな生き方、いいなと思った。実はこういうことがやりたかったんじゃないかな。今からでもやりたいなと思う」と夢をふくらませた。
「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌」は、5月30日より公開。
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