死を超越し暴走する頭脳 ジョニデ&C・ノーラン「トランセンデンス」予告公開
2014年4月18日 06:00
[映画.com ニュース]ジョニー・デップ主演で、クリストファー・ノーランが製作総指揮を務めた新作SF「トランセンデンス」の予告編、新ポスタービジュアルがこのほど公開された。
「ダークナイト」など多くのノーラン作品で撮影を担当し、「インセプション」で第83回アカデミー撮影賞を受賞したウォーリー・フィスターの監督デビュー作。ブラックリスト(製作前の優秀脚本)に選出された本作で、「40年以内に起こる」とも言われている死をも超越(トランセンデンス)してしまった世界の映像化に挑む。デップをはじめモーガン・フリーマン、レベッカ・ホール、ポール・ベタニー、キリアン・マーフィら実力派俳優が結集した。
科学者ウィルは、人類の未来のため意識を持ったスーパーコンピューターの研究開発をしていた。ある日、反テクノロジーの過激派組織による凶弾に倒れてしまうが、妻エヴリンによってウィルの脳はコンピューターにアップロードされる。ウィルの意識は、ネットワークによってあらゆる知識を手に入れ、想像を超えた進化を始める。
かつては人類の発展のためテクノロジーの研究に打ち込んだ科学者が、頭脳だけの存在となり、止まらない欲望に突き動かされ暴走していく。予告編では、コンピューターにインストールされたウィルが、「誰かいるのか?」と言葉を発し、新たな姿で覚醒した瞬間をとらえている。次第に人類の脅威となっていくウィル、ウィルへの恐怖と愛に葛藤(かっとう)するエヴリンを中心に、衝撃的な映像で終焉に向かう世界を描く。
おなじみの白塗りを封印し、シリアスな表情を浮かべたデップの顔が分解されていく絵をデザインしポスターは、「もし、コンピューターに科学者の頭脳をインストールしたら」と本作のテーマを投げかける。予告編は4月19日、ポスターは26日から全国劇場で掲出される。
「トランセンデンス」は、6月28日から全国で公開。
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